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令和4年(2022年)8月24日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0148253 更新日:2022年8月24日更新

 

知事定例記者会見

日時:令和4年(2022年)8月24日(水曜日) 10時00分から 
場所:知事応接室

会見録
 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

説明資料(資料スライド) (PDFファイル:4.45MB)

コメント

発表項目

質疑応答

コメント

​新型コロナウイルス感染症対策​について

蒲島知事 蒲島知事
 最初に、新型コロナウイルス感染症対策についてです。
 現在の本県の感染状況について、お盆明けに2日連続で5千人を超える新規感染者が確認されました。
 これはお盆中に受診されなかった方が、お盆明けに受診されたことが影響していると考えられます。
 今後、お盆中の人の動きに伴う影響が出てくることも懸念されるため、引き続き感染状況を注視する必要があると考えています。
 病床使用率については、昨日時点で64.9%です。重症病床使用率も、30%を超えており、依然として医療現場は厳しい状況が続いています。
 このような状況を踏まえ、県においては、医療提供体制を強化しています。
 7月22日に医療機関の皆様にご協力をお願いし、病床の更なる確保について、52床増床でき、最大確保病床は現在907床となっています。
 さらに、診療・検査医療機関については、7つ増え、732医療機関となっています。
 感謝申し上げますとともに、引き続きご協力をお願いいたします。
 また、医療提供体制等の更なる強化のため、8月2日に、必要な予算を専決処分し、着実に取り組みを進めています。
 まず、自宅療養体制を強化するため、8月29日から自宅療養者に対する夜間の電話相談窓口を設置します。
 この電話相談には、必要に応じて医師などが対応いたします。自宅療養者の方は、夜間において必要があればご利用いただき、安心して療養いただきたいと思います。
 また、8月16日に、高齢者施設に対し、看護師・介護職員からなる業務継続支援チームを迅速に派遣する体制を整備しました。
 本日までに3つの施設にチームを派遣しており、引き続き、施設の感染状況に応じて寄り添った支援を実施してまいります。
 県民の皆様におかれましても、8月2日に発令しました「熊本BA.5対策強化宣言」のもと、引き続き、お一人お一人が、できることを実践いただきますようお願いいたします。
 まず、適切な換気、普段会わない人との接触の注意、在宅勤務、イベントにおける密にならない工夫など、「大切な5つを守る」感染対策を、一つでも多く実践するよう心がけていただきたいと思います。
 また、平日の昼間に受診するなど、医療機関の適正な受診と、感染に備えて市販の解熱剤や食料品の事前準備をしていただくようお願いいたします。
 夜間に救急外来の受診等に迷う場合は、電話相談窓口にご相談いただくようお願いいたします。
 さらに、事業者の皆様におかれましては、医療や検査体制のひっ迫を防ぐためにも、従業員の方に対し、療養期間や待機期間の解除後に、念のための検査を促すことは控えていただきますようお願いいたします。
 また、夏休みが終わり、これから学校が再開され、学校行事なども多い時期を迎えます。
 このため学校に対し、感染対策の再確認や児童生徒・教職員・保護者などに対する指導や注意喚起を徹底するよう通知いたします。
 また、小学校では、教職員に対する集中的検査も積極的に活用いただきたいと思います。
 各学校においては、引き続き地域の感染状況に応じて必要な感染対策にしっかりと取り組んでいただくようお願いいたします。
 感染状況を改善させ、医療提供体制を守り、社会経済活動を維持していきたいと考えています。
 県民や事業者の皆様におかれましては、引き続き、できる限りの感染対策の実践や医療機関の適正受診などにご協力いただくようお願い申し上げます。

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コメント

​八代海での赤潮被害への対応​について

蒲島知事 蒲島知事
 次に、赤潮被害への対応についてです。
 県では7月27日に、八代海で基準を上回る密度のカレニア・ミキモトイを確認し、赤潮警報を発令しました。漁業関係者に注意を喚起し、餌止め等の被害防止対策の実施を呼びかけてまいりました。
 8月8日には、津奈木町から被害発生の報告があったため、直ちに水産関係危機管理対策本部を設置しました。赤潮の動向や被害状況の把握に努めるとともに、被害防止対策の徹底を指導してまいりました。
 8月22日時点で、八代海の赤潮は多くの調査点で確認されないなど、衰退傾向にあります。ただ、有明海での発生が確認されており、今後も県内全域での赤潮の動向に注視し、適切に対応してまいります。
 被害については、8月23日時点でトラフグやマダイ、シマアジなどの養殖魚、約117万尾のへい死が報告されており、養殖魚のへい死尾数としては、平成12年に次ぐ過去2番目の被害となっています。
 被害額については、関係市町により調査が進められています。県では被害を受けられた方々からのさまざまな相談に対応できるよう、8月17日にワンストップ相談窓口を設置し、養殖業者からの相談に応じております。
 本県では、平成20年から22年までの3年間で合計26億円を超える赤潮被害が発生したことから、養殖共済の掛け金を支援するなど、セーフティーネットの構築に取り組んでまいりました。
 今回の赤潮被害は、魚類養殖業が新型コロナウイルス感染症の影響から回復してきた中で発生しました。中には養殖していた魚のほとんどを失い、養殖の再開までに時間がかかる漁業者もいると聞いております。
 こうした状況を踏まえ、まずは被害の実態を十分に把握したうえで、被害を受けられた方々が早期に養殖を再開できるよう、関係市町と連携して、必要な支援について検討してまいります。

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発表項目

​令和3年度県産農林水産物等の輸出実績​について

蒲島知事 蒲島知事
 次に、令和3年度の県産農林水産物の輸出実績を発表いたします。
 令和3年度の輸出実績は、アメリカのコロナ禍からの経済回復や、アジアの巣ごもり需要などを背景に、前年度から約18億円増加し、過去最高の95億9千万円となりました。
 これは、生産者をはじめ輸出に携わる全ての皆さんの日々の取り組みと、県産農林水産物の品質の高さが評価された結果です。心から感謝申し上げます。
 県では、「持続可能な経済活動の実現」を目指し、令和5年度までに輸出目標80億円という目標を掲げて輸出拡大に取り組んできました。今回、この目標を2年前倒しで達成することができました。
 そこでさらに目標を30億円上方修正し、輸出額110億円を目指して、海外マーケットへ挑戦していきます。
 特に、今年度は、これまでの取り組みに加え、八代港からの航路活用や、輸出規制が高いヨーロッパや台湾向けの販路拡大などにチャレンジいたします。
 今後も、これまで以上に関係機関と連携して、本県農林水産業や食品産業の維持・発展のため、県産農林水産物の輸出の拡大に取り組んでまいります。

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発表項目

​「くまもと地産地消応援フェア」の開催について

蒲島知事 蒲島知事
 次の発表です。
 新型コロナウイルスにより低迷した県産農林水産物の消費促進を図るため、明日8月25日より、「くまもと地産地消応援フェア」を開催します。
 このフェアは、令和2年から開催しているもので、今年が3回目となります。
 毎月500名様、フェア期間を通して合計2,500名様に県内各地域の特産品をプレゼントいたします。県内の対象店舗2店舗以上で、合計2,000円以上の県産農林水産物を購入し、また、飲食したレシートで応募できます。
 対象店舗は、「熊本県地産地消協力店」のうち、コロナで消費が低迷した米、畜産物、水産物等を取り扱う約560店舗です。
 今回は、令和2年7月豪雨からの復興支援として、球磨川流域の13市町村に所在する対象店舗を「復興支援店」とします。この店舗のレシートで応募すると、当選確率がアップする特典を設けました。
 さらに、各月10口以上の応募をいただいている方の中から抽選で5名様へ、「地産地消応援大賞」として景品をプレゼントします。
 この機会に、本県の農林水産物の豊かさやおいしさを実感していただく、「くまもと地産地消」への認識を高めていただければと思います。
 このフェアを通して、熊本県の農林水産物の消費を促進し、生産者の方々の支援、さらには、被災地の復興につなげてまいります。

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発表項目

​「くまモンのブロマイド」第一弾全国発売につい​て

蒲島知事 蒲島知事
 最後の発表です。くまモン、入っておいで。
 前回、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの辞退をお知らせいたしましたが、先日、BEST30のお披露目イベントが開催され、くまモンが「ジュノンボーイ応援大使」に就任することが発表されました。
 これから応援大使として、夢の実現に向けて頑張る皆さんを、精一杯応援することを、まずはご報告いたします。
 さて、この度、セブンイレブン・ジャパン様とのコラボレーションが実現し、全国のセブンイレブンで「くまモンのブロマイド」が発表されることになりました。
 ジュノン・スーパーボーイ・コンテストへの挑戦が全国的な話題となりました。そこで、応援いただいた多くの方々への感謝を込めて、ブロマイド第一弾となる今回のテーマを、「真のイケメソへの道は続く・・・マッスル化計画編」といたします。
 本日より全国のセブンイレブン、約2万店で発売されます。
 コロナ禍において直接の触れ合いが難しいなか、全国の皆様にくまモンをより身近に感じていただきたいと思います。
 今後もさまざまなブロマイドの発売を予定しておりますので、どうぞご期待ください。
 じゃ、くまモン、皆さんにメッセージをどうぞ。

【くまモン隊】
 「いろいろな僕を楽しんで欲しかモン」と言っています。

蒲島知事
 それじゃくまモン、またね。ありがとう。
 私からは以上です。

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質疑応答

​新型コロナウイルス感染者の全数把握見直しについて・その​1

(幹事社)
 まずコロナに関してお聞きしたいのですが、今日午後にも正式に発表されると思うんですけれども、感染者の全数把握、それを見直しをする方針が報道等で明らかになっていますが、知事会からも要望していたと思うんですけれども、この全数把握に対する知事の受け止めをお聞かせください。

蒲島知事
 コロナ株の特性や社会の状況に応じて、やはり対応は当然見直すところが出てくるというふうに思います。
 また、現在流行しておりますオミクロン株については重症化リスクが相対的に低いと。そのため医療機関や保健所などの現場の負担が大きい全数把握を見直す議論を迅速に進めていただきたいと思っています。
 ただ、全数把握の見直しにあたっては感染動向や個々の患者の状況など必要な情報をどのように把握するかということも大きな課題になってくるというふうに思いますので、国におかれましては専門家や医療機関、自治体などの意見も聞きながら丁寧に検討を進めていただき、みんながそうだなと合意するようなそういう案を出していただきたいというふうに思います。

(幹事社)
 知事としては、このオミクロン株の特性を踏まえたうえで、全数把握を見直すことについては。

蒲島知事
 それについては、特にそれほど医療提供体制がひっ迫していませんので、幸いにして熊本はそれほど全国のなかでひっ迫しているほうじゃないんですけれども、ただこれからどうなるか分かりませんので、やはり状況に応じて見直すということが必要になってきた段階ではないかなと私は思っています。

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質疑応答

​「熊本BA.5対策強化宣言」の効果につい​て

(幹事社)
 それとBA.5対策強化宣言も発令されて、今後当面引き続き続けていかれると思うんですけれども、ここまでお盆を挟んで感染が増加したりもあるんですが、宣言の効果については知事はどのようにお考えでしょうか。

蒲島知事 蒲島知事
 私は宣言を行なってみんなと危機感を共有したこと、これが県民や事業者の皆様が自分たちにできる感染対策を実践いただいたと思いますので、そういう意味では感染拡大防止に一定の効果が出ているとは考えます。
 それからもう一つ、実際に県民の皆様が帰省前に検査を受けるようにお願いしましたけれども、JR熊本駅に設置された臨時の検査拠点において8月5日から18日の14日間に約4,600人の方が検査を受けられました。これもそういう宣言があって、皆さんが検査を受けて帰ろうというふうな気持ちになられたんじゃないかなと思います。はっきりとどの位効果があったかはなかなか言えませんけれども、私は一定の効果があったんじゃないかとこのように思っています。

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質疑応答

​赤潮被害について・その1

(幹事社)
 赤潮に関してなんですけれども、平成12年に次いで過去2番目の被害ということになっていると思います。必要な支援を検討していくとあるんですが具体的にはどういった支援を今検討されているんですか。

蒲島知事
 今、大事なことは被害額がまだ確定していないので、まず被害額を確定し、本当にどういうところが困っていらっしゃるか。
 前回の赤潮のときにとても被害が大きかったので、幸いにして保険を皆さんに掛けてもらってセーフティーネットがある程度機能しています。それでもそれ(セーフティーネット)にかからなかった方々もおられますので、そういう方々に丁寧に何が必要か、被害の実態を把握しながら、被害を受けられた方が早期に養殖が再開できるよう関係市町と連携しながら必要な支援について検討していきたいなと思っています。

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質疑応答

​県産農林水産物等の輸出実績について


 農林水産物の輸出が過去最高だったということなんですが、今円安で現場にとっても資材高騰とかかなり苦境なんですが、一方輸出に関してはいい面もあると思うんですけれども、知事のその点の考えはいかがですか。

蒲島知事
 輸出に関しては円安というのは多分プラスに働くと思います。それ以上に今回の輸出額の増加というのは我々の予想を超えておりましたので、今回も上方修正をしたということであります。
 それに今回の円安というのは、後押ししていくのかなというふうに思います。両方意味がありますよね、プラスとマイナスが。ただ、輸出という面ではプラスの方に働くというふうに私は思います。


 知事の先ほどのコメントで八代港ですか、八代港というのはかなり課題が多いと思うんですよね。コンテナの数の確保とか、あと輸出に必要なガスとか冷蔵機能を備えたコンテナが無いという話がありました。知事はその辺りどのような課題があってどう対応していくか。

蒲島知事
 これから課題があるとすれば、それに対応していきたいなと思うし、そして輸出の拡大というのを今目標に掲げ、かつ上方修正して、もっと輸出するということであります。それを加速化するためにも課題があれば、それに対応していきたいなと思っています。


 もう一点なんですけれども、アメリカへの牛肉の輸出というのはかなり増えていますよね。アメリカというのは、肉とか規制がかなり厳しくてクリアするのに難しかったという話があるんですけれども、その辺りの今回の輸出に関わりがあるんでしょうかね。

蒲島知事
 アメリカへの輸出は私が数年前でありますけれども、アメリカに行って輸出の要請を行いました。全くゼロではないけれども、そういう形で一生懸命やればできるというふうに思います。

【担当課】
 販路拡大ビジネス課でございます。アメリカに対する輸出についてはやはりコロナ禍での外食需要の拡大ということでかなり伸びております。
 かなり規制は厳しいのでございますけれども、先ほど知事がおっしゃったように、そういった努力をして輸出が拡大しているというふうに思っております。

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質疑応答

​新型コロナウイルス感染者の全数把握見直しについて・その2


 先ほどのコロナの全数把握見直しの部分で改めてお尋ねをしたいんですけれども、一部報道では全国一律ではなく各自治体の判断で行う案も出ているというような情報もありまして、先ほどのお話ですと熊本県としてはその全数把握を見直すという方向性で検討されていくという理解でいいんでしょうか。

蒲島知事
 熊本県としてというよりも、これは全国的な状況を把握することはとても大事ですよね。だからやはり国において指針を決めて、それに対応して各県が同じ方向でやらないと、全くバラバラでやったら全数把握どころか個々の把握も分かりませんよね。そういう意味では、私自身は国の全数把握見直しの動きを注視しているという段階で、熊本県だけがこの全数把握をやめるということではありません。そういう意味ではやはり皆さんが納得できる形で専門家や医療機関、また自治体の意見も聞きながら全国共通でやらないと、こういう統計指標というのはあまりうまく機能しないんじゃないかと思います。

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質疑応答

​赤潮被害について・その2


 赤潮の関係でお伺いしたいんですけれども、ワンストップ相談窓口にこれまで相談が寄せられているかどうかというのと、もし被害額が数億円単位とか規模でも分かれば教えていただきたいです。

蒲島知事
 ワンストップ相談窓口の話をしましたけれども、現在のところ8月22日までに4件の相談があっています。そこまで相談が殺到しているという段階ではありませんけれども、引き続き被害を受けられた養殖業者からの相談に丁寧に対応していきたいと思います。サイズについてはすみません。事務局のデータでお願いします。

【担当課】
 水産振興課です。今現在被害の中身、尾数については伺っていますけれども、その魚種ごとに一歳魚、二歳魚、三歳魚とありまして、その多さについては今調査をしていると、把握している状況でございます。


 赤潮の関連でお伺いしたいんですけれども、今年はこれだけの被害が出ていて、今年の分については保険とかで対応できたとしても、今後長期的に赤潮の被害って温暖化が進むと増えていくと思うですね。その長期的な対応についてはどうお考えでしょうか。

蒲島知事
 長期的に赤潮が将来どうなるかというのは、この段階で個人的にはわかりません。例えば気象の変動なんかもあって。なるべく早く被害の発生の報告を受けて、迅速に対応することが、大事じゃないかなと思います。
 赤潮自体を人工的に止めるというのは、自然現象ですから難しいんじゃないかと思いますけれども。対応として一つは被害を最小化することと、被害が出たときにセーフティーネットとしての保険。この保険についても保険金を払う時に一部熊本県が支援しています。払いやすいようにですね。それを広げていくことがセーフティーネットの構築にはとても大事じゃないかなと思います。大体今何パーセント位保険に入ってらっしゃいますかね。

【担当課】
 団体支援課です。養殖共済の加入率につきましては、県内で青物と言いまして、ブリとかカンパチとかシマアジについては、大体9割を超える加入率になっております。一方で、マダイとかトラフグについては65%程度というふうになっております。引き続き加入の促進を県として図って参りたいというふうに思っております。以上です。

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質疑応答

​旧統一教会関連団体について


 発表項目とは関連しないんですけれども旧統一教会関係で、先日の週刊誌の報道で崇城大学の中山峰男学長、旧統一教会と関係が深い日韓トンネル推進県民会議という団体の議長を務めていたという報道が出ています。
 中山学長に関しては岸田総理の熊本の後援会長だったり、県としては県のまち・ひと・しごと創造戦略会の評価委員長といった役職も就いています。まず率直に中山学長、県内でも有数の大学の学長として、こういった団体と、特に霊感商法だったり、社会的な問題とされている団体と関連のある団体の議長を務めていたということに関して受け止めをお願いします。

蒲島知事 蒲島知事
 私もその週刊誌のことは聞いています。
 私は中山学長とも親しいし、それからとても立派な方です。
 中山学長が(旧統一)教会の関連団体である(日韓トンネル)推進県民会議の議長であったことは全く知りませんし、私の友人関係、それから中山学長とのお付き合いの中でそういう関連団体の議長であったということは全く知りませんでした。それが影響したこともありません。


 この日韓トンネルの県民会議なんですけれども、県としてはどういった団体として把握していたのか、あるいはこれまで要望とか受けたり、実際に何か会合に祝電みたいなものは無いかもしれないですけれども、参加したり現地の視察に行ったりみたいなことを検討したりみたいな、これまで関わりはあったんでしょうか。

蒲島知事
 県との関わり、また私との関わり、全くありません。


 分かりました。
 知事ご自身はこの県民会議の存在自体も知らなかったと。

蒲島知事
 初めて知りました。


 分かりました。
 一応関連で毎回ご質問していると思うんですけれども、旧統一教会との関係、政治家との関係、これまで関係のないというような回答をしていた政治家の方が報道だったり、その後の調査だったりというので関係が明らかになったり、あるいは関係がないとしていた団体が裏をたどれば(旧)統一教会関連だったりといったことが相次いでいます。
改めて蒲島知事ご自身、この関連でそういった関係性みたいなのは。

蒲島知事
 100%、全くありません。

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質疑応答

​「ONE PIECE」麦わらの一味の像につい​て


 先日報道もあったと思うんですけれども、『ONE PIECE』の像が熊本地震復興のプロジェクトの一環として10体揃ったということで結構県内外から人が訪れているということなんですけれども、熊本観光や復興の中であの像を知事としてはどういう位置付けと捉えているか、また今後どう活かしていくかを聞かせてください。

蒲島知事
 麦わらの仲間たち、その像が10体完成しました。
 そして10体完成するということはとても大きくて、じゃ全部回ってみようと(いう気持ちになります)。
 例えばこの前の新聞記事で見ていたところ、2泊3日で10体が全部見られるというのでぜひ自分は見に行きたいと、それから団体旅行も今相次いで熊本県の方に問い合わせがあるということですから、そういう形で皆さんが団体でいらっしゃるということもありますので、これは世界中からとりわけコロナが明けた後は世界中から『ONE PIECE』の効果が出てくるんじゃないかなと思います。
 皆さんには『ONE PIECE』だけではなくて、この熊本地震の被害からどのように回復していくか、創造的復興を遂げていくかと、そういうところ含めて見ていただきたいし、それから熊本に泊まって食事に行っていただければ、また旅行業界が大変今苦しんでおられますので、そういう意味でも熊本の創造的復興にも貢献できるんじゃないかと。
 それが加速できるような形で『ONE PIECE』が貢献してくれることをとても嬉しく思います。
 私が最初、この『ONE PIECE』麦わらの一味たちの像を考えていた以上に全国的、世界的な影響は大きかったのかなと思って楽しみにしています。
 だから、くまモンと『ONE PIECE』の麦わらの仲間たちが競って、世界中から人を呼んで欲しいなとこのように思います。

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