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森林所有者および林業者のための「林地保全に配慮した林業のガイドライン及びデジタルマップ」を作成しました
「林地保全に配慮した林業のガイドライン」
近年、森林資源の充実に伴い、皆伐が増加傾向にあり林業生産活動が活発になっています。一方、地球温暖化に伴う異常気象による土砂災害が頻発化・激甚化する中、地域住民をはじめ多くの方々が森林の土砂災害を防ぐ機能を再認識し、その継続的な発揮への期待を寄せています。
そこで、熊本県では「災害に強い森林づくり(災害のリスクを低減させる森林づくり)」として、経済活動としての林業と県土保全の両立ができるよう、林地保全に配慮した林業の検討を進めてきましたが、今回、森林を所有されている皆様や、現場で林業に従事される皆さま向けに、山の危険な場所の見つけ方やそれに対応する林地保全のための施業の方法をわかりやすくまとめた「林地保全に配慮した林業のガイドライン」を作成しました。
林地保全に配慮した林業のガイドライン (PDFファイル:11.61MB)
また、ガイドラインにも記載している、災害が起こりやすい地形などが判読できる、細かな地形の変化が視覚的にわかりやすく表現された地図(地形表現図)や、任意の傾斜区分ごとに色分けされ、知りたい場所のおおよその傾斜を確認することができる図面(傾斜区分図)などの情報が確認できる、「林地保全に配慮した林業のガイドラインデジタルマップ」も作成しました。
https://www.rinchihozenmap-kumamoto.jp <外部リンク>(林地保全に配慮した林業のガイドラインデジタルマップ)
↑お手元のスマートフォン等でも上のQRコードからご覧いただけます。
【地形表現図】 【傾斜区分図】
今後、県では、策定したガイドラインに沿った森林施業について、さまざまな形で普及推進していきますので、森林をお持ちの皆様、林業に従事される皆様におかれましても、現場での「災害に強い森林づくり(災害のリスクを低減させる森林づくり)」の実践に向けて、ぜひガイドラインのご活用をお願いします。