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くまもとのBDF

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0005539 更新日:2020年8月1日更新

くまもとのBDF ~天ぷら油を地域エネルギーに~

BDFの回収にご協力ください

くまもとのBDFとは

・「くまもとのBDF」は、食物油(使用済み天ぷら油)を原料として製造される高純度バイオディーゼル燃料(BDF)です。従来のBDFと異なり、高純度で精製されており、軽油の代替燃料として使用できます。
・原料は植物由来であることから、CO2を排出しないカーボンニュートラル燃料です。(BDFを使用した際に排出するCO2は油の原料となる植物が、成長過程で吸収したCO2と同じであるためCO2排出はゼロカウント)
・軽油と比較して黒煙が1/2~1/3、硫黄酸化物がゼロ(出典:国立環境研究所)とされており、大気環境保全にも寄与します。

くまもとのBDF

BDFの種類

(1)B5(5%バイオディーゼル燃料混合軽油)
 B5は、軽油にBDFを5%混合した燃料で、軽油の代替燃料として使用できます。
 「揮発油等の品質の確保等に関する法律」により強制規格が定められ、販売等について品質が保証されています。
 県では、B5を「熊本県グリーン購入推進方針」、「熊本県リサイクル製品認証制度」に登録しています。

(2)B100
 B100は、BDF100%の燃料で、軽油の代替燃料として使用でき、使用に伴うCO2排出はゼロカウントとできます。
 県では、令和3年度にB100を「熊本県リサイクル製品認証制度」の対象品目に追加しました。
 なお、B100は軽油に該当しないため軽油引取税の対象とならないほか、販売品質については「揮発油等の品質の確保等に関する法律」で規定されておらず、自己責任での使用となります。B100使用機器の故障時の免責や保証が受けられない場合があるため、特にリース機器等での使用に際しては、事前にメーカーなどにお問い合わせください。

高純度BDFでめざそう「ゼロカーボン社会・くまもと」

くまもとのBDFやBDFの種類、使用事例等をまとめたパンフレットを作成しました。

「くまもとのBDF」の取組みにご協力ください

 県では、地球温暖化対策や大気環境保全の一環として「くまもとのBDF」の普及促進を図っています。家庭廃食油の回収やBDFの利活用推進にご協力ください。

<廃食油の回収>
・県内では、7市町(水俣市、上天草市、宇城市、天草市、玉東町、御船町、甲佐町)において、家庭廃食油を資源ごみとして全域で回収されています。
・これらの地域以外でも役場やスーパー等に回収スポットが設置されています。

 県内の家庭廃食油の回収場所は、【廃食油の回収拠点一覧】をご覧ください。

<B5・B100を利用している事業者>
・県内では、トラックやバス、重機、発電機等での使用に加え、熊本地震からの復興に係る解体現場や災害廃棄物二次仮置場においても軽油の代替燃料として使用されました。

 県内のBDF(B5・B100)の利用実績のある事業者等は、【B5・B100を利用している事業者一覧】をご覧ください。

 

(災害廃棄物二次仮置場でのBDF利用(重機で利用))

災害廃棄物二次仮置場でのBDF利用(重機で利用)

廃食油の回収実績

 県では、県民運動の一環として家庭廃食油を回収する「ストップ温暖化!BDFキャンペーン」を定期的に実施してきました。これまで回収した廃食油の量は合計で13万リットルとなりました。

 なお、「くまもとのBDF」は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における「東京2020参画プログラム」及び「東京2020大会における市民によるCO2削減・吸収活動」に登録し、東京2020大会におけるCO2削減活動に貢献しました。

 

(ストップ温暖化!BDFキャンペーンの廃食油回収量)
キャンペーン開催時期 県内各地での回収量
平成30年1月~2月 18,504 L
平成30年7月~8月 18,763 L
平成30年10月~平成31年1月 21,708 L
令和元年7月~8月 20,861 L
令和元年12月~1月 23,194 L
令和2年12月~2月 28,201 L
合計 131,231 L