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休養・こころの健康~元気なこころを保ちましょう~

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0005013 更新日:2020年8月1日更新

基本的な考え方

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 人が健康で生き生きとした生活を送るためには、こころの健康づくりが大切です。


 こころの健康と身体の健康は強い関連があります。例えば、うつ病は、誰もが罹る可能性のあるこころの病気で、自殺の大きな原因の一つです。

 日常生活においては、疲労回復やストレスの解消による「心身のゆとり」が不可欠であり、十分な睡眠・休養をとり、ストレスとうまく付き合う力を持つことが、こころの健康には欠かせません。

 心身の疲労を回復するために、趣味やスポーツを楽しんだり、自然や温泉等に親しんだりすることで、身体とこころの健康増進を図りましょう。

県民の約6割の人が、ストレスを感じています

ストレスって何??

 ストレスは、「刺激を受けた時に生じる体やこころのゆがみのこと」です。ゴムボールを指で押すとゆがみます。このゆがんだ状態を「ストレス」、ゆがみを引き起こしている指の力を「ストレッサー」といいます。

ストレス

平成23年度に実施した「熊本県健康づくりに関する意識調査」の結果では、県民の約6割の方がストレスを感じています。平成17年度の調査では、県民の約4割の方がストレスを感じているという結果だったので、約2割も増加しています。

ストレス保有率

平成23年度 熊本県健康づくりに関する意識調査

適度なストレスは「人生のスパイス」です

 現在の社会の中で、ストレスと無関係で暮らすのは、まず不可能です。まったく刺激のない人生は無味乾燥であるように、ストレスによる緊張もある程度必要です。同じストレッサーでも、受け止め方次第で、よいストレスにも悪いストレスにもなります。できるところからひとつひとつ取り組みましょう。

自分のストレスに気付くことが第一歩です

まず、ライフスタイルの自己点検を!

  • 働きすぎていませんか?
  • 息抜きはできていますか?
  • 睡眠は十分取れていますか?

 現在の社会は、働きすぎや寝不足の毎日で、多くのストレスにさらされています。

 健康的なライフスタイルとは・・・

  • 休憩・休息の時間を適度に持つ
  • 質・量ともに十分な睡眠をとる
  • 食事の時間を大切にする
  • 意識的に運動する などです。

こんな人はストレスに弱い

  • 趣味がない
  • 仕事が人生の全て
  • 変化のない単調な生活
  • 頭の切り替えが苦手
  • 人に甘えるのが苦手
  • プライドが高い
  • 内向的、神経質

こんな人はストレスに強い

  • 仕事以外に生きがいがある
  • 生活にメリハリがある
  • 自分なりのストレス解消法を持っている
  • 家族や友人とのふれあいが多い
  • 上手に気分転換ができる

1日のこころの疲れはその日のうちにとりましょう

 こころを軽くするには、体の疲れを癒すことも大切です。

ぐっすり眠る!

 現代人の多くは、夜型生活で睡眠不足ぎみです。

平成23年度に実施した、「熊本県健康づくりに関する意識調査」の結果では、県民の約2割の人が、睡眠による休養が十分取れていないと感じています。

睡眠不足は、疲労を翌日に残し、頭と体の働きを弱めるもとで、心身の健康の大敵です。1日の疲れは、ぐっすり眠ってさっぱりとりましょう。

 「シンデレラ睡眠」が効果的です。睡眠の質は、深夜0時前に床につくかどうかで大きな差が出ます。人の眠りには、レム睡眠(脳が活動している浅い眠り)とノンレム睡眠(比較的深い眠り)があります。

 ノンレム睡眠は夕方~0時ごろにかけて多くなるため、0時前に寝ると、すぐにノンレム睡眠に入ることができ、深い眠りが得られ、疲労を回復しやすいのです。

お風呂でホッとひと息、リラックス!

 1日の疲れを癒すなら、ぬるめの湯にゆっくりとつかりましょう。38~40℃ぐらいの、体温に近いぬるめのお湯は、こころを落ち着かせ、睡眠を助けます。

 疲れをとるには、入浴剤を使うことも効果的です。リラックス効果を高め、成分によって様々ですが、一般的に血液の循環をよくしたり、保温効果を高める働きがあります。音楽を聴いたり、観葉植物を置いたりするのもいいでしょう。

明日への英気を養う休養を!

 「休養」は、こころと体を休ませ、安静にしたり睡眠をとることなどで疲労を解消する「休む」と、活動的で積極的なライフスタイルを実践し、さまざまな能力を自ら高めることにより、健康増進を図っていく「養う」の2つの意味があります。この2つを上手に取り入れた自由な時間を楽しめる休養をとりましょう。

英気を養う休養方法

温泉を利用してリフレッシュ!

熊本県には、身近にたくさんの温泉があります。温泉には、次のような様々な効果があります。ぜひ利用しましょう。

温泉

温泉の3つの作用

温熱作用

 からだがポカポカに温まり、血行がよくなります。関節や筋肉の弾力性も増し、関節や筋肉の痛みも和らぎます。

浮力の作用

 温泉に入ると浮力が働き、体が軽くなり筋肉の緊張がほぐれてリラックスします。

水圧の作用

 血行が促進され、足の疲れやむくみを減少し、全身の代謝が盛んになります。

その他の作用(科学的作用)

 温泉中に含まれる種々の成分は、皮膚について薄い膜をつくるため、体内の熱が逃げにくく、温熱効果が長く続きます。その他、血行がよくなる、肌がすべすべになるなど、様々な作用があります。