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平成27年度 熊本県における医療機能ごとの病床の現状

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0005862 更新日:2020年8月1日更新

地域医療構想について

 今後高齢化が進展し、医療・介護サービスの需要が増大していく中で、患者それぞれの状態にふさわしい良質かつ適切な医療を効果的かつ効率的に提供する体制を構築することが求められています。

 そのためには、医療機能の分化・連携を進め、各医療機能に応じて必要な医療資源を適切に投入し、入院医療全体の強化を図ると同時に、退院患者の生活を支える在宅医療及び介護サービス提供体制を充実させていくことが必要です。

 こうしたことから、都道府県は、2025年における医療機能ごとの需要と病床数の必要量を定め、その地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化と連携を適切に推進するための地域医療構想を策定します。

病床機能報告制度について

 地域医療構想の策定にあたり、地域の医療機関が担っている医療機能の現状把握、分析を行う必要があります。

 そのために必要なデータを収集するため、医療機関がその有する病床(一般病床及び療養病床)において担っている医療機能を自ら選択し、病棟単位を基本として都道府県に毎年1回報告する仕組みが、医療法第30条の13の規定により、平成26年10月から導入されました。

 また、医療機能の報告に加えて、その病棟にどんな設備があるのか、どんな医療スタッフが配置されているのか、どんな医療行為が行われているのか、についても県に報告することが義務付けられています。

報告された情報の公表

 報告された情報を公表し、地域医療構想とともに示すことにより、地域の医療機関や住民等が、地域の医療提供体制の現状と将来の姿について共通認識を持つことができます。また、医療機関の自主的な取組及び医療機関相互の協議によって、医療機能の分化・連携が進められることが期待されています。

医療機能について

 医療機関が報告し、都道府県が2025年の病床数の必要量を定めることとなる医療機能は、次の4つの区分です。

高度急性期

  • 急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い医療を提供する機能

急性期

  • 急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能

回復期

  • 急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能
  • 特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)

慢性期

  • 長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能
  • 長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能

熊本県における医療機能ごとの病床の状況

現状

 2015年7月1日時点の機能として、各医療機関が自主的に選択した機能の状況です。

(単位:床)
二次医療圏 全体          
高度急性期 急性期 回復期 慢性期 休棟等
熊本圏域 熊本市 13,966床 2,478床 4,814床 2,281床 4,212床 181床
宇城圏域 宇土市、宇城市、美里町 1,488床 0 560床 184床 744床 0
有明圏域 荒尾市、玉名市、玉東町、和水町、
南関町、長洲町
2,104床 18床 818床 466床 787床 15床
鹿本圏域 山鹿市 828床 6床 373床 151床 298床 0
菊池圏域 菊池市、合志市、大津町、菊陽町 3,074床 0 987床 425床 1,662床 0
阿蘇圏域 阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村 870床 0 364床 94床 412床 0
上益城圏域 御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、
山都町
1,075床 0 339床 224床 512床 0
八代圏域 八代市、氷川町 2,127床 60床 1,140床 289床 628床 10床
芦北圏域 水俣市、芦北町、津奈木町 1,403床 0 495床 191床 717床 0
球磨圏域 人吉市、錦町、あさぎり町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村 1,433床 8床 692床 147床 586床 0
天草圏域 上天草市、天草市、苓北町 2,641床 8床 930床 171床 1,444床 88床
熊本県計 31,009床 2,578床 11,512床 4,623床 12,002床 294床

 (注)病床数は、昨年11月から本年3月にかけて県が実施した「地域医療の実情把握のための聞き取り調査」の結果を反映させています。

 二次医療圏名をクリックすると、圏域内の医療機関ごとの病床の状況をご覧いただけます。

6年後の予定

 2015年7月1日時点から6年経過した時点の機能の予定として、各医療機関が自主的に選択した機能の状況です。

(単位:床)
二次医療圏 全体          
高度急性期 急性期 回復期 慢性期 休棟等(※)
熊本圏域 熊本市 13,947床 2,396床 4,112床 2,794床 3,556床 1,089床
宇城圏域 宇土市、宇城市、美里町 1,468床 0 416床 263床 689床 100床
有明圏域 荒尾市、玉名市、玉東町、和水町、
南関町、長洲町
2,082床 33床 689床 439床 623床 298床
鹿本圏域 山鹿市 828床 6床 333床 118床 163床 208床
菊池圏域 菊池市、合志市、大津町、菊陽町 3,059床 0 537床 327床 529床 1,666床
阿蘇圏域 阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村 865床 0 267床 150床 358床 90床
上益城圏域 御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、
山都町
1,075床 0 271床 209床 380床 215床
八代圏域 八代市、氷川町 2,015床 60床 1,029床 343床 410床 173床
芦北圏域 水俣市、芦北町、津奈木町 1,353床 102床 311床 213床 598床 129床
球磨圏域 人吉市、錦町、あさぎり町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村 1,358床 52床 612床 200床 478床 16床
天草圏域 上天草市、天草市、苓北町 2,627床 8床 617床 430床 1,222床 350床
熊本県計 30,677床 2,657床 9,194床 5,486床 9,006床 4,334床

 (注1)病床数は、昨年11月から本年3月にかけて県が実施した「地域医療の実情把握のための聞き取り調査」の結果を反映させています。

 (注2)圏域の設定が現在と変わらないとした場合です。

 (※)休棟等には休棟中、休棟後の再開の予定なし、休棟・廃止予定、無回答の他、聞き取り調査において「6年後の病床機能の見通しが不明」との回答があった病床を含みます。