ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織でさがす > 健康福祉部 > 子ども未来課 > 新生児聴覚スクリーニング検査を受けましょう

本文

新生児聴覚スクリーニング検査を受けましょう

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0209762 更新日:2024年9月15日更新

新生児聴覚スクリーニング検査について

 新生児聴覚(スクリーニング)検査は、生まれて間もない赤ちゃんを対象とした「耳のきこえ」の検査です。出産した医療機関等で、退院までの間に検査を受けることが一般的です。
 赤ちゃんが眠っている間に、小さな音を聞かせて、その反応を検査機器で確かめます。検査は、痛みや赤ちゃんの体への影響がない安全な検査です。
 きこえにくさは、赤ちゃんの外見や様子だけでは気づくことは、難しいため、生まれたときに「新生児聴覚(スクリーニング)検査(耳のきこえの検査)」を受けましょう。

 検査は、AABR(自動聴性脳幹反応)で行います

検査の必要性

 毎年、生まれてくる赤ちゃんの1,000人に1人から2人は、先天性難聴は発生すると言われています。
 検査により耳のきこえにくさを早期に発見し、早期に療育・支援を行うことが赤ちゃんのことばの発達と心の成長のためにとても大切です。

検査の時期

  • 出産した医療機関等で、おおむね生後3日以内に受けましょう。

検査の費用

  • 費用は健康保険の適用外で、自己負担になります。
  • 金額は、各医療機関等により異なりますので、出産する医療機関等でご確認ください。
  • お住まいの市町村によっては、費用の一部助成があります。母子健康手帳交付窓口等にお問い合わせください。

検査のながれと結果の見方

新生児聴覚スクリーニング検査のながれ

 AABR(自動聴性脳幹反応)という検査で行います。
 赤ちゃんが眠っている間に、小さな音を聞かせてその反応を測定します。検査は数分から10分程度で痛みや検査による副作用はありません。
​ 脳幹の反応を見る検査であるため、中枢性の難聴がある場合は、リファー(要再検査)として的確にスクリーニングすることができます。

 検査の結果は「パス(反応あり)」あるいは「リファー(要再検査)」の結果が出ます。

  • 「パス(反応あり)」は、聞こえの反応があったということになります。
  • 「リファー(要検査)」はスクリーニング検査では聞こえの反応が確認できなかったため、詳しい検査が必要ということです。

検査の結果がパス(反応あり)だったときは

  • 今回の検査では、きこえに問題はありません。
  • 成長過程で中耳炎やおたふくかぜ等によって聞こえの問題が起こる場合もあります。
  • 今後もきこえの様子に気を付け、市町村の乳幼児健診で耳のきこえがどうか、ことばの増え方は順調かなどの確認を受けてください。

検査の結果がリファー(要検査)だったときは

  • 今回の検査結果が、リファー(要再検査)であっても、難聴かどうかは精密検査を受けなければ分かりません。
  • 生まれたばかりの赤ちゃんは耳に液体(羊水)残っている場合などの原因により、検査にパスしないことがありますので、確認検査を受けてください。
  • 確認検査で「リファー(要再検査)」の場合、精密検査機関での検査が必要です。
新生児難聴の主な原因のひとつに、先天性サイトメガロウイルス感染があります
  • 出生時の聴力障害の原因として、遺伝性の次に多いと考えられているのが先天性サイトメガロウイルス感染によるものです。
  • 新生児聴覚スクリーニング検査でリファー(要再検査)の場合は、聴力の精密検査の前に先天性サイトメガロウイルス感染の確定検査の実施が強く推奨されています。
  • ​先天性サイトメガロウイルス感染の検査は、新生児が産科医療機関を退院するまでに行うことが望ましく、遅くとも生後3週間以内に赤ちゃんの尿を採取し、診断します。

 詳しくは、新生児聴覚スクリーニング検査でリファー(要再検査)の場合は、先天性サイトメガロウイルス感染の検査を受けましょう (PDFファイル:1.43MB)をご覧ください。

 

相談窓口

 お子さんの聞こえや言葉の発達などで気になることがある場合は、かかりつけの小児科医や耳鼻咽喉科の医師、お住まいの市町村の保健師等にご相談ください。

 

新生児聴覚スクリーニング検査の手引き(関係機関用)

  • 熊本県では、県内で生まれる全ての新生児が新生児聴覚スクリーニング検査を受けられ、新生児の難聴を早期に発見し、早期に療育につなげるため、検査体制の整備を図っています。
  • 医療機関や行政機関、関係団体等で構成する「熊本県新生児聴覚検査協議会」を設置し、検査に係る県内の現状や課題を整理検討に取り組んでいます。
  • 上記協議会において新生児聴覚スクリーニング検査に関わる保健、医療、療育、教育殿関係者向けに手引きを作成しましたのでご活用ください。

   新生児聴覚スクリーニング検査とそのサポート体制~新生児聴覚スクリーニング検査実施関係機関の方へ~ (PDFファイル:1.74MB)

 

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)