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高齢化が進む熊本県
熊本県では急速に高齢化が進み、介護を必要とする人が増えています。
熊本県の高齢者人口の推移
熊本県では、令和3年(2021年)10月1日現在で高齢化率が31.9%、高齢者数が約55万1千人と「県民の3.1人に1人以上が65歳以上の高齢者」です。また、その半数以上(約28万3千人)が75歳以上という状況になっています。
今後も、総人口に占める高齢者の割合は増加することが見込まれ、令和17年(2035年)には、県民の2.9人に1人が高齢者となると予想され、今後一層高齢化が進むものと考えられます。
高齢者世帯の状況
世帯主が65歳以上の世帯数の割合は、熊本県、全国とも高くなると見込まれています。令和2年(2020年)には熊本県全世帯数のうち65歳以上の単独(一人暮らし)世帯数の割合は12.9%でしたが、令和17年(2035年)には16.5%に増加することが見込まれます。
特に、本県の単独世帯数は、世帯主が65歳以上及び75歳以上ともに増加しつづけ、令和7年には、世帯主が65歳以上の単独世帯数のうち、世帯主が75歳以上の単独世帯数は、約60%になることが見込まれています。
要介護認定者数の推移
熊本県の要介護認定者数は、令和3年(2021年)4月末現在で110,333人となり、平成12年4月から60,430人増加(約2.2倍)しています。
また、要介護認定率は19.8%となっており、全国を1.1ポイント上回っています。
さらに、年齢区分別にみると65歳以上75歳未満の方は3.9%(全国4.4%)と全国を下回っていますが、75歳以上の方は34.8%(全国32.5%)と、全国よりも高い認定率となっています。
介護職員の必要性
第8期熊本県高齢者福祉計画・介護保険事業支援計画においては、介護職員の必要数は、令和7年度(2025年度)には33,645人、令和22年度(2040年度)には39,341人となっています。令和元年度(2019年度)と比較して、令和7年度(2025年度)では1,870人、令和22年度(2040年度)では7,566人の増加が必要と見込まれます。