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1歳未満の乳児にはちみつを与えないでください
平成29年3月30日に、東京都内において、はちみつの摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事例がありました。
乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の疾病で、経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞※が腸管内で発芽・増殖し、その際に産生される毒素により発症します。
乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児に、はちみつを与えるのは避けてください。
※芽胞とは
ボツリヌス菌などの特定の菌は、増殖に適さない環境下において、芽胞を形成します。
芽胞は、加熱や乾燥に対し、高い抵抗性を持ちます。
芽胞を死滅させるには120℃4分以上またはこれと同等の加熱殺菌が必要です。100℃程度では、長い時間加熱しても殺菌できません。
- はちみつ自体はリスクの高い食品ではありません。
- 1歳未満の乳児にははちみつを与えてはいけません。
- 1歳以上の方がはちみつを摂取しても、乳児ボツリヌス症の発生はありません。
(引用 東京都報道発表資料)
リンク
厚生労働省ホームページ ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。<外部リンク>