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腸管出血性大腸菌感染症(O157等)について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004902 更新日:2020年8月1日更新

 腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する大腸菌が原因となります。

 通常の大腸菌は、人に害を与えることはありませんが、一部の大腸菌は食中毒などの原因になり、総称して病原性大腸菌と呼びます。病原性大腸菌のうち、ベロ毒素を産生し、出血性下痢の原因となる大腸菌を腸管出血性大腸菌と呼び、O157、O26、O111などが知られています。

 腸管出血性大腸菌は、本来、動物の腸管内に住む菌で、その菌に汚染された食品、食器、手指等を介して口から感染します。年間を通して発生しますが、特に、夏場に発生が多くなります。

 腸管出血性大腸菌は感染力が強いため、保育所等集団生活の場で感染が広がるおそれがあります。

症状

多くの場合、3~5日間の潜伏期を経て、下痢、腹痛、血便、発熱などが見られます。まれに、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症といった重症な合併症を起こすこともあります。

※溶血性尿毒症症候群(HUS)とは

腸管出血性大腸菌が産生するベロ毒素により、腎臓の細胞などが破壊され起きる状態で、急性腎不全、溶血性貧血、血小板減少症を3主徴とします。

予防策

  • 調理や食事前の手洗い
  • 食品の十分な加熱(75℃で1分以上)
  • 調理器具洗浄など

※食品を十分加熱しても、加熱前の食品に使用したまな板、はし、皿などをそのまま使用すると加熱した食品が汚染され、感染を引き起こすことがあります。生ものを扱う食器と調理済みの食品を扱う食器は共用しないことが大切です。

※下痢、血便、腹痛、嘔吐、発熱などの症状がある場合は、早めに受診してください。

県内の発生状況

 

H19

H20

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

届出数(人)

130人

94人

50人

88人

58人

70人

87人

128人

48人

40人