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「地域の縁がわ」をつくるためには
地域の縁がわづくりに取り組んでみたいと思ったら・・・
地域の縁がわづくりに取り組んでみたいと思ったときは、まず、何のためにつくるのか目的をしっかりと考えてみてください。その目的により、いろいろな姿の「地域の縁がわ」がつくられます。
「地域の縁がわ」を立ち上げるときに整理しておきたいこと
1 ニーズをつかむ
あなたの地域には、どんな課題、問題がありますか?地域の課題を整理してみましょう。
地域のどんな方のために縁がわをつくろうとしていますか?対象者を具体的に考えてみると、どんな縁がわがいいのかイメージできます。
2 どこに開設するか
具体的な場所、建物、拠点、スペース、空間等、地域の資源を活かすことができないかなど考えてみましょう。
改修等の必要性についても検討してください。どんな縁がわにするかによって、改修の有無、内容がきまります。カフェや喫茶サロン等、食事等を提供する場合には、営業の許可(保健所)が必要になります。
3 メンバーは集まっているか
同じ問題意識を持ち、「よし、やろう」と共感しあった仲間がいれば、様々な場面で互いに励まし合って、取り組んでいくことができます。仲間と一緒に、実践している縁がわを見学するなどして、具体的な自分たちの縁がわづくりを検討しましょう。
地域の縁がわを利用する人は、利用するだけでなく、他の利用者の支援等、支える側にもなります。この支えたり、支えられたりする関係づくりが大切です。認知症の高齢者も、障がい者も役割を持って、縁がわづくりに取り組んでいるところもあります。
4 無理なく続けていくために
拠点となる建物の改修に大きな経費をかけたり、大きなイベントの開催でメンバーが疲れてしまう等、無理をすると、地域の縁がわを続けるのが難しくなることがあります。自分たちのできる範囲で活動することが大切です。場所は、地域のみんなでちょっとお茶を飲むスペースがあればできることもあります。大きなイベントを1回やるよりも、「地域の縁がわづくり」は、日常的にふれあい、交流できる環境をつくっていくことが大切です。無理のない、継続できる活動にしましょう。