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「野原八幡宮風流」を含む「風流踊」のユネスコ無形文化遺産への登録が決定

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0156638 更新日:2022年12月14日更新

熊本県で2件目のユネスコ無形文化遺産登録!

 令和4年(2022年)11月30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第17回政府間委員会において、「野原八幡宮風流(のばらはちまんぐうふうりゅう)」(荒尾市)を含む「風流踊(ふりゅうおどり)」の無形文化遺産への登録が決定しました。
 本県のユネスコ無形文化遺産は、「八代妙見祭の神幸行事」(八代市)を含む「山・鉾・屋台行事」(平成28年登録)と、今回の「風流踊」を含めて2件になります。

風流踊とは

 「風流踊」は、中世に趣向を凝らした衣装を身にまとった集団が、太鼓や笛、鉦等の囃子にあわせて舞い踊ったものを起源とし、室町時代から江戸時代にかけて発展した芸能で、日本各地の雨乞い踊りや盆踊り等のもととなりました。
 今回登録が決定した「風流踊」は、国の重要無形民俗文化財の指定を受けた「野原八幡宮風流」を含む全国41件(九州では7件)の「風流踊」に属する芸能で構成されています。

​野原八幡宮風流とは

 野原八幡宮風流は、荒尾市の菰屋(こもや)、野原、川登(かわのぼり)の3地区にそれぞれ伝わる稚児による太鼓踊で、毎年10月15日の野原八幡宮例大祭(通称、のばらさん)にて奉納されている芸能です。
 同風流は、各地区2人の稚児が小太鼓と大太鼓を打ちながら踊るもので、稚児の古風な所作や色鮮やかな衣装、毎年行われる笠切(頭部の笠飾りを作る作業)等には風流の芸能の特色がよくあらわれています。

・保護団体:風流節頭保存会
・文化財指定等:国選択無形民俗文化財(平成27年3月2日 選択)
        国指定重要無形民俗文化財(令和3年3月11日 指定)
野原八幡宮風流の様子(菰屋・野原・川登地区)
野原八幡宮風流の様子(野原地区)
・登録記念式典:令和4年12月1日(木曜日)、野原八幡宮の楼門前にて、「野原八幡宮風流」を
        含む「風流踊」のユネスコ無形文化遺産登録を祝う式典が実施されました。
        式典には、荒尾市長、荒尾市議会議長及び風流節頭保存会長をはじめ、地元関係者
        や野原八幡宮の向かいにある八幡小学校の児童等、約80名が出席しました。
        式典では、くす玉割等が実施された後、関係者による記念撮影が行われました。
記念式典の様子

・令和5年10月15日(日曜日)には、ユネスコ無形文化遺産登録後初めて、野原八幡宮風流が、
 野原八幡宮境内で奉納される予定です。

↓野原八幡宮風流の詳細や動画をご覧になりたい方は、以下のリンクをクリックしてください。↓

 くまもと伝承芸能情報サイト<外部リンク>