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国登録有形文化財(建造物)の答申について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0152647 更新日:2022年11月18日更新

国登録有形文化財(建造物)の答申について

 令和4年(2022年)11月18日、国の文化審議会において登録有形文化財(建造物)に係る審議が行われ、熊本県内で以下の建造物について、新たに登録するよう答申がありましたのでお知らせします。
 この答申を受け、官報告示を経て、正式に国登録有形文化財(建造物)となる予定です。
 本県内の登録有形文化財(建造物)は、今回登録分を含めて194件となります。

〇人吉市 公衆温泉新温泉(こうしゅうおんせんしんおんせん)
〇人吉市 街蔵石倉(旧緑屋石倉)(まちくらいしくら(きゅうみどりやいしくら))
〇人吉市 街蔵麴室(旧緑屋麹室棟)(まちくらこうじむろ(きゅうみどりやこうじむろとう))

人吉市 公衆温泉新温泉

 公衆温泉新温泉は、昭和6年(1931年)に創業した公衆浴場で、現在もほぼ創建時である昭和初期の姿を残しています。
 大正から昭和にかけて建ち並んだ公衆温泉浴場の典型的な造りを示すものとして貴重です。
 令和2年7月豪雨の前日まで営業していましたが、洪水で全体が水没する甚大な被害を受け、営業を断念しました。現在は、復旧・活用に向けて活動中です。
 

外観

全景

人吉市 街蔵石倉(旧緑屋石倉)

 街蔵石倉(旧緑屋石倉)は、創建当時、味噌醸造や原材料保管に用いられた石倉です。緑屋本店は、明治35年(1902年)に創業し、現在も事業を続けている人吉球磨地域の醸造所の中でも歴史あるお店として知られています。
 近代に人吉地方で数多く建築された石倉で、現存する数少ない遺構として貴重です。

石倉

全景

人吉市 街蔵麴室(旧緑屋麹室棟)

 街蔵麴室(旧緑屋麹室棟)は、味噌醸造の麹室棟として用いられていました。石倉と一体で味噌づくりの景観を伝えるものとして貴重です。
 令和2年7月豪雨で約4mの浸水がありましたが、構造的な被害はありませんでした。
 現在は、マルシェやひな祭りの展示スペースとして活用されています。

中

内部

 

見学について

 公衆温泉新温泉は、一般公開されておりません。内部の見学を希望する場合は、下記にご相談ください。

 人吉市教育委員会文化課 Tel:0966-22-2324