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みんなでつくる「みんなの家」づくり(熊本市城南町さんさん2丁目仮設団地、阿蘇市内牧仮設団地)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004569 更新日:2020年8月1日更新

熊本市城南町さんさん2丁目のみんなの家

さんさん表紙

建築データ
名称/熊本市城南町さんさん2丁目のみんなの家
所在地/熊本市南区城南町さんさん2丁目22
設計/矢作昌生+井手健一郎
構造・階数/木造平屋
施工/株式会社エバーフィールド
建築面積/57.26平方メートル
延べ面積/29.81平方メートル
着工/H29.5.29
竣工/H29.7.22

NF4の画像1

阿蘇市内牧のみんなの家

あそ表紙

建築データ
名称/阿蘇市内牧のみんなの家
所在地/阿蘇市内牧267-3
設計/矢作昌生+井手健一郎
構造・階数/木造平屋
施工/株式会社エバーフィールド
延べ面積/39.60平方メートル
建築面積/38.33平方メートル
着工/H29.6.15
竣工/H29.9.22

NF4の画像2

設計者紹介

熊本市城南町さんさん2丁目仮設団地で完成イベントを開催!(平成29年7月22日完成)

~小規模の応急仮設団地に「みんなの家」第1号が完成~

熊本市城南町さんさん2丁目仮設団地(16戸)に、小規模の応急仮設団地に整備する「みんなの家」第1号が完成しました。
この「みんなの家」は、日本財団と熊本県建築住宅センターとが共同事業主体となり、アートポリス事業で選定した設計者である矢作昌生氏(九州産業大学准教授)と井手健一郎氏(リズムデザイン)が設計し、また、地元城南町の株式会社エバーフィールドが施工して、完成したものです。

先月22日には、完成に併せて、地元自治体である熊本市へ「みんなの家」を寄贈するため、贈呈式を開催しました。

完成の画像1

夏晴れの中、贈呈式には、多くの入居者や地域住民の皆さんにご参加いただきました。
式の中で、日本財団の荻上様より、「みんなの家で皆さんが語り合い、復興に向けて前に進むきっかけを生む場所として、ぜひ活用してほしい。」

と挨拶。
設計者の矢作先生からは、
「入居者の皆さんと意見を交わし、キッチンや縁側を設えた。仮設団地の集会施設であるが、地域とみなさんを繋ぐ場所として、ぜひ、地域の皆さんも集まる居場所になってほしい。」と挨拶がありました。

完成の画像2完成の画像3

式では、この「みんなの家」の表札を書いた、
県立第二高等学校の美術科、書道部の生徒5名にご参加頂き、表札設置式を開催。

5名を代表して美術科の永田さんから
「自分たちがこのようなかたちで、復興に関われてうれしい。一緒に前に進んでいきたい。」と挨拶。
表札設置の途中には、サプライズでくまモンが登場し、参加者の皆さんから笑顔と笑い声が溢れました。

完成の画像4完成の画像5

式が終わると、さっそく入居者の皆さんとKASEIプロジェクトの九州産業大学の学生による「お話会」がスタート!
入居者の方から「仮設住宅の中は狭く、こどもが勉強する場所がなかった。明日から「みんなの家」を使いたい。」とコメント。KASEIプロジェクトも、入居者の皆さんとの意見交換で具体的な今後の活動内容を検討できたみたいです!
今後も、小規模の応急仮設団地に「みんなの家」が整備される予定です。こうご期待ください!

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阿蘇市内牧仮設団地に「みんなの家」が完成!(平成29年9月22日完成)

7月に完成した「熊本市城南町さんさん2丁目のみんなの家」と併せて、矢作昌生氏(九州産業大学准教授)と井手健一郎氏(リズムデザイン)が設計を担当した、「阿蘇内牧のみんなの家」は22日に完成しました。

完成の画像10完成の画像11

当日は、施工者である株式会社エバーフィールドと事業主体である一般財団法人熊本県建築住宅センター(熊本市)から、地元自治体へ引き渡しを行い、仮設住宅にご在宅だった入居者の皆さんに早速中をご覧いただきました。

入居者からは、

「まさに「みんなが集う家」が完成した。本当にうれしい。」、「土間があったり、大きなデッキがあったりと意見をくみ取った設計になってます!」などの感想がありました。

入居が1年余り経ったみなさんが、このみんなの家で今後の住まいの再建に向けて皆さんで話し合う場として、また、次の生活へ進む元気をつけていただければと思っています。

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熊本市、阿蘇市の小規模仮設住宅で意見交換会を開催!(平成29年2月・3月)

「みんなの家」づくりとして、2月28日に熊本市の城南町さんさん2丁目仮設団地(16戸)で、3月2日に阿蘇市の内牧仮設団地(19戸)で、それぞれの入居者と意見交換会が開催されました。
この「みんなの家」は、日本財団わがまち基金を活用し、「くまもとアートポリス事業」として伊東豊雄アートポリスコミッショナーから推薦された設計者が、入居者と意見交換しながら、皆さんの意見を設計に反映します。

「みんなの家」の設計は、矢作昌生氏(九州産業大学准教授)と井手健一郎氏(リズムデザイン)に担当していただきます。

≪意見交換会の内容を一部紹介≫
まず、設計者から入居者の皆さんに、他の団地の「みんなの家」の特徴やバリエーションの違いを説明し、意見交換のキーワードの紹介から始まりました。その後、平面計画や形状の異なる3案の設計趣旨を説明し、案をたたきとして入居者との意見交換をスタート。

各案の説明は、KASEIとして参加している九州産業大学矢作研究室の学生が行い、入居者の皆さんは学生の思いのこもった説明に、興味深く聞き入っていました。
熊本市の案の中には、細長い「みんなの家」があり、食事スペースや本を読む場所など様々な居場所がつくれる提案に、入居者も興味津々。

熊本市の城南町さんさん2丁目仮設団地の意見交換会(平成29年2月28日)

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また、阿蘇市の案には、屋根の登れる「みんなの家」もあり、それを見た入居者から「屋根の上で、みんなで集まって花見をしたい!」「子供たちが落ちて怪我の心配がある」等、様々な意見が飛び交います。

阿蘇市の内牧仮設団地の意見交換会(平成29年3月2日)

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各案を聞いた、入居者からは、
「周辺の景色を気軽に楽しめる案がいい良い!仮設の中でこもりがちになるので、外にでるきっかけとしたい。」
「団地内には子供や小中学生も多い。子供たちが楽しめる「みんなの家」を期待したい!」
「仮設の中は狭くストレスがたまりがち。また、お客さんが来ても仮設住宅は狭いので、中に招き入れられない。ぜひ、客間としても「みんなの家」を利用し、気持ちのリフレッシュも図りたい。」とコメントを頂きました。

最終案は、今回いただいた意見を取り入れ再度検討する予定です。

ぜひ、入居者の皆さんの思いを取り入れた「みんなの家」の完成に期待ください!!