ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織でさがす > 土木部 > 建築課 > 玉名天望館

本文

玉名天望館

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004429 更新日:2020年8月1日更新

ロゴマーク

玉名展望館の写真ですの画像1

玉名天望館は、市南部の菊池川を望む桃田運動公園内の、市街を一望できる丘の上に立ち、市民の憩いの場となるよう設計された。
建築は、3層から構成され、地上部分は、人々が触れ合う場としての「地の座」、階段を登ると、周囲の自然との交歓の場である「雲の座」がイメージされ、最頂部には、天を望む「星の座」が置かれている。中央に据えられた玉の室“ゼロの空間”は小宇宙を象徴し、幸福の象徴であるハスの花と、玉名の発展を寓意する3本の矢とともに、複雑かつ不思議な環境生命体としてのフォルムを創り出している。

建築概要

「豊かな自然と共に歴史が宿り時間や四季が呼吸する生きた社会芸術としての建築」日々成長を続ける町をゆったりとした時間の中で、自分を取り巻く空間、そして、歳月の流れについて思いを巡らせたり、眺める時間を持つことが出来るような場で町の発展を展望し、自然環境の美しさを積極的に取り込んでいけるような、芸術性の高い自らが自然エネルギーを包含する、まるで生きているような「環境生命体」としての建築を創造してみた。

玉名展望館の写真です画像2玉名展望館の写真です画像3

建築データ

名称 玉名天望館
ふりがな たまなてんぼうかん
所在地 玉名市大倉字高田1144
主要用途 展望・学習コミュニティー室
事業主体 玉名市
設計者 高崎正治
施工者 岩下建設
敷地面積 177,402平方メートル
建築面積 171平方メートル
延面積 99平方メートル
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造
外部仕上  
屋根 防水コンクリート金ごて押え
外壁 コンクリート打放し撥水剤塗布
施工期間 1991年3月~1992年9月
総工事費 145百万円

受賞データ

1995年 日本建築学会作品選集

建築家プロフィール

高崎正治さんの写真です

高崎 正治(たかさき まさはる)(「高」ははしごだか)
1953年 鹿児島県生まれ
1967年 建築を始める
1975年 大学在学中に物人(ものびと)工房を開設
1976年 名城大学建築学科卒業
1977~81年 シュトゥッツガルト大学、グラーツ工科大学建築学教授と協働
1982年 (株)TAKASAKI物人研究所設立
1990年 高崎正治都市・建築設計事務所設立
主な作品
「結晶のいろ」、「響相のいろ」、「日本のいろ」、「ゼロ コスモロジー」
著書「CREATIVE NOW 1 高崎正治」六耀社
受賞歴
1977年 「新建築」国際住宅設計競技一等
1979年 西ドイツ政府プロジェクト指名実施設計競技入選

PHOTO:石丸捷一、KAP事務局