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清和郷土料理館

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004352 更新日:2020年8月1日更新

清和郷土料理館の写真です

建築概要

 この郷土料理館は文楽館、物産館に続く3番目の清和文楽邑の施設である。座席数は全136席(大食堂104席、個室2室各16席)であり、隣接する物産館と渡り廊下でつながっている。雨天でも薪文楽が室内でディナーショーとして行える様に計画された。清和の地元産丸太88本を用いた木造建築であり、その構造は文楽人形の関節を模したパンタグラフ工法である。
 屋根には透光性の高いテフロンテントを使用。館内は自然素材の杉丸太のあたたかみと柔らかな光が降り注ぐ憩いの空間となっている。外壁は周囲の自然を取り込むように透明ガラスで囲った。夜は内部の明かりがテントを透して外にもれ、柔らかな表情を作り出し、建物を特徴づける。

清和文楽邑の施設全体の遠景写真です夜の清和郷土料理館の写真です

建築データ

名称 清和郷土料理館
ふりがな せいわきょうどりょうりかん
所在地 上益城郡山都町大平字原口153
主要用途 飲食店
事業主体 清和村(現・山都町)
設計者 石井和紘建築研究所
施工者  
建築 光進建設
電気 西武工業
給排水・空調 上田商会
衛生 ダイキ熊本営業所
敷地面積 6,628.13平方メートル
建築面積 537.61平方メートル
延面積 436.95平方メートル
階数 地上1階
構造 木造
外部仕上  
屋根 四フッ化エチレン樹脂コーティングガラス繊維布
外壁 透明ガラス(厨房部分フィルム貼) 一部スチールパネル
施工期間 2003年10月~2004年3月
総工事費 150百万円

建築家プロフィール

いしいかずひろさんの写真です

石井 和紘(いしい かずひろ)
1944年 東京都生まれ
1967年 東京大学卒業
1975年 東京大学大学院博士課程修了
  イェール大学建築学部修士課程修了
1976年 有限会社石井和紘建築研究所設立
1978年 株式会社石井和紘建築研究所設立
  UCLA、日本大学、イェール大学、大阪大学、早稲田大学、東京大学にて講師をつとめる。
主な作品
直島文教地区、54の窓、数寄屋邑、直島町役場、北九州市立国際村交流センター、くにたち郷土文化館、岡山県立ヨットクラブハウス、宮城県立支倉常長サン=ファン=バウティスタ号博物館、ひさまつPAO、常陸太田市総合福祉会館CO2、赤坂三度笠
受賞歴
1990年 日本建築学会賞作品賞(数寄屋邑)
1992年 木造施設普及林野庁官賞(清和文楽館)
1998年 公共建築賞(清和文楽館)
2002年 平成14年度地球温暖化防止活動大臣表彰(常陸太田市総合福祉会館CO2)

PHOTO:石井和紘建築研究所