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再春館レディース・レジデンス

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004298 更新日:2020年8月1日更新

再春館レディース・レジデンスの写真です1

くまもとアートポリスの民間プロジェクト第一号。
この女子寮は、新入社員が会社での最初の一年間を過ごすための建物である。
80人で生活することの一体感が重視された結果、寮というよりは、むしろ大きな家として計画が進められた。
個室以外の部分は、基本的には一室の大空間であり、採光や通風を十分取り入れることで、明るく開放的な住空間が目指されている。

建築概要

 地盤面から40cm掘りさげた高さに80人を収容する45.0mx4.5mのRC造の寝室棟2棟を、敷地の長辺方向に配置し、挟まれた巾9mのゾーンがリビングスぺ一スに、その外側がプライベートテラスにあてられた。
 浴室、ゲストルーム、管埋人室、テラスなどは2階に設けられた大空間の中に配置されている。
 大空間を構造的に支持する5本の塔には、1階部分ではトイレが、上の部分では大空間のための空調・換気、給排水等の設備が納められている。

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建築データ

名称 再春館レディース・レジデンス
ふりがな さいしゅんかんれでぃーす・れじでんす
所在地 熊本市帯山4丁目323-1、323−10
主要用途 女子杜員寮
事業主体 株式会社再春館製薬所
設計者 妹島和世
施工者  
建築 岩永組
電気 馬場電機商会
空調 蘇陽施設産業
衛生 蘇陽施設産業
植栽 三和樹木苑
敷地面積 1,223平方メートル
建築面積 851平方メートル
延面積 1,254平方メートル
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造+鉄骨造
外部仕上  
屋根 ステンレスシートシーム溶接工法
外壁 耐火パネル35mm、アルミパネルほか
施工期間 1990年11月~1991年7月
総工事費 550百万円

受賞データ

1992年 新日本建築家協会新人賞
1995年 アジア太平洋デザイン賞

建築家プロフィール

妹島和世さんの写真です

妹島 和世(せじま かずよ)
1956年 茨城県生まれ
1981年 日本女子大学大学院修了、(株)伊東豊雄建築設計事務所入社
1987年 妹島和世建築設計事務所設立
1990年 (株)妹島和世建築設計事務所設立
主な作品
PLATFORM 123、カステルバジャック・ショップ、Europaria 89 Japan 展会場構成、HAREBARE(家具)
受賞歴
1988年 SD Review 1988鹿島賞
1989年 BL国際デザインコンペティション優秀賞
1990年 SD Review 1990 SD賞 ほか

PHOTO:宮井政次