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令和2年7月豪雨/八代市のみんなの家(公民館型)
2022年9月17日/八代市藤本・大門のみんなの家
2023年2月22日/八代市中津道のみんなの家
2021年10月13日/「みんなの家」の整備について
八代市のみんなの家2棟は、柳澤潤さんの設計です。
大地に根差して立っているお堂のようなみんなの家で、はね出した深い軒や天窓等による柔らかな光で包まれる内部空間が特徴。地区の住民とワークショップを行い、プロポーションやプランニングはそれぞれの敷地や使い方に合わせながら設計が進められています。
八代市藤本・大門のみんなの家
落成式が開催されました!(令和5年9月24日)
9月24日(日)に地区主催により落成式が開催されました!
設計者の柳澤潤さんから、「学校の跡地ということを意識し、山々に囲まれた素晴らしい環境にみんなが集まりやすい場所を計画した。勾配が急な屋根と緩い軒の組み合わせにより、「人をむかえやすい形」「360度の素晴らしい風景を屋内からも楽しめること」「安定した形」の3つのコンセプトで進めてきた。多くの方々に協力いただき、また難しい構造であったが、施工者の堺建設にも頑張っていただき、完成することが出来た」と挨拶がありました。
また、大門地区の田川会長からは、「みんなの家に明かりが点くことで、この地域が明るくなると期待している。皆の声がこだまするみんなの家にしたい。」と挨拶がありました。
(左)藤本地区:上村会長(右)大門地区:田川会長
柳澤潤氏
住民主催による起工式を開催!(2023年4月15日)
4月15日(土)に八代市藤本大門のみんなの家において、地区主催の起工式が開催されました!大門地区の田川正男会長から、「日本財団をはじめ、関係者の皆様のご支援で公民館を再建することができる。2地区憩いの場として活用したい。」と挨拶されました。
また、起工式後、設計者の柳澤潤さん、設計担当のYap Minwei(ヤップ ミンウェイ)さん、構造設計者の蒲池健さんより、設計プランの説明も行われました。柱も180mmと太くし、梁のかけ方を工夫することで、内部に柱がない空間を形成しています。また軒の出も長くなっているため、ベンチを置くことで、農作業などの一時休憩場所としても活用できます。
地区の人々の声がこだまする場所になって欲しいという地区の願いを受け工事が始まり、令和5年8月頃の完成を予定しています。
住民との意見交換会/第2回(2022年9月17日)
第1回の意見交換会を反映したプランについて、2回目の意見交換会が開催されました。関東学院大学・柳澤研究室の学生、KASEIの学生も意見交換会に協力してもらいました。
オープンキッチンはどうか、倉庫の大きさはどうかなど、みんなで議論を交わしました。また、開放性があり使いやすそうという意見もありました。
住民との意見交換会/第1回(2022年4月21日)
「みんなの家」はつかう人(利用者)とつくる人(設計者・施工者)が話し合いながらみんなで一緒につくります。
住民、設計者、施工者による意見交換が行われました。KASEIの学生も意見交換会に協力してもらいました。
・車いすの方でも使えるトイレがいい
・外部で炊き出しができるといい
・広間では体操をするので板間がよいが、置き畳も欲しい
など、住民のみなさまから様々な意見が出ました。
(報道資料)
2022年4月6日/「みんなの家」の整備に向けた意見交換会 (PDFファイル:589KB)
八代市中津道のみんなの家
落成式が開催されました!(令和5年9月24日)
7月1日(土)に中津道・三坂地区主催により、落成式が開催されました!!
地元地区の皆さまや設計や施工などの関係者により、みんなの家の落成式が行われました。
地区を代表して、蓑田陽一会長から、「旧中津道小学校があったこの地にみんなの家を整備していただき、とても感激している。みんなで使っていきたい」とお話がありました。また、建築住宅センターの田邉参与は、「設計された柳澤さんと地区の皆さんとがいい関係を作って設計が進められたことが、このすばらしい外観や内観にあらわれている」と話されました。
(左)三坂地区:蓑田会長(右)中津道地区:山口会長 柳澤潤氏
蓑田会長
工事の進捗状況(2023年2月22日)
2023年2月
基礎の配筋工事が始まりました。
住民主催による起工式を開催!(2023年2月19日)
中津道のみんなの家では、中津道、三坂地区住民の主催により起工式が行われました。
起工式には、関係者も含め28名が出席し、三坂地区会長の蓑田洋一さんが「令和2年7月豪雨で土砂に埋まった公民館を見て、集いの場はどうなるのかと思った。復興は道半ばではあるが、関係者の皆さまの協力に感謝し、憩いの場として活用したい。」と挨拶されました。
また、これからできるみんなの家の設計報告会として、設計者の柳澤潤さん、設計担当の伊東由莉さん、構造設計者の蒲池健さんが模型も使いながら説明しました。
山々に囲まれた素晴らしい環境に、みんなが集まりやすい場所を計画したと話がありました。勾配が急な屋根と緩い軒の組み合わせにより、人をむかえやすい形、360度の素晴らしい風景を屋内からも楽しめること、安定した形という、3つのコンセプトで進めてきたことを説明されました。住民のみなさまの意見が反映されたプランとなっており、桜の季節は花見もできると期待されています!
(報道資料)
2023年2月13日/被災した公民館に替わる「みんなの家」の整備(八代市の第一号で起工式) (PDFファイル:754KB)
住民との意見交換会/第2回(2022年9月17日)
第1回の意見交換会を反映したプランについて、2回目の意見交換会が開催されました。関東学院大学・柳澤研究室の学生、KASEIの学生も意見交換会に協力してもらいました。
オープンキッチンはどうか、広間の広さはどうかなど、みんなで議論を交わしました。また、屋根の形状がかっこいい、天窓まで吹き抜けている感じがいいなどの意見もありました。
住民との意見交換会/第1回(2022年4月21日)
「みんなの家」はつかう人(利用者)とつくる人(設計者・施工者)が話し合いながらみんなで一緒につくります。
住民、設計者、施工者による意見交換が行われました。KASEIの学生も意見交換会に協力してもらいました。
・北風が強いので風に配慮した平面プランとして欲しい
・みんなで使える広いキッチンが欲しい
・外からもトイレが使えるといい
など、住民のみなさまから様々な意見が出ました。
(報道資料)
2022年4月6日/「みんなの家」の整備に向けた意見交換会 (PDFファイル:589KB)
公民館型「みんなの家」の整備について(2021年12月13日)
日本財団の支援と熊本県建築住宅センターの協力により、令和2年7月豪雨で被災した公民館に替わる「みんなの家」の整備を行います。
「みんなの家」は、くまもとアートポリス事業で設計者を選定し、地区住民等の意見を反映して整備します。
被災地区の創造的復興に向けた地域づくりの拠点として活用できるよう計画しています。
「みんなの家」を整備する地区一覧
市町村名 | 被災地区名 | 整備規模 | 設計者 | 施工者 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 八代市 | 藤本・大門 | 100平方メートル |
柳澤潤/コンテンポラリーズ |
(有)堺建設 |
2 | 中津道 | 60平方メートル | (有)松本工務店 |
事業主体等
事業主体:一般財団法人熊本県建築住宅センター
協働事業者・資金助成:日本財団
事業協力:一般社団法人KKN熊本工務店ネットワーク
設計者:柳澤潤/コンテンポラリーズ<外部リンク>
協力者(資材提供等)
内容 | 協力者 |
---|---|
畳 | 熊本県い業生産販売振興協会 熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会 |
屋根材 | 田島ルーフィング株式会 |
照明 | 大光電機株式会社 |
設計協力 | 関東学院大学 助手 Yap Minwei |
意見交換会等 | 関東学院大学 柳澤研究室 |
意見交換会等 | KASEIプロジェクト |
(報道資料)
2021年12月13日/被災した公民館に替わる「みんなの家」の整備(八代市決定) (PDFファイル:660KB)