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令和5年(2023年)5月19日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0174611 更新日:2023年5月19日更新

 

知事定例記者会見

日時:令和5年(2023年)5月19日(金曜日) 10時00分から 
場所:知事応接室

会見録
 知事定例記者会見の会見録や資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

説明資料(スライド資料) (PDFファイル:2.85MB)

発表項目・コメント

質疑応答

発表項目

​「こどもまんなか熊本」の実現に向けた取組みについて​​

蒲島知事写真

蒲島知事
 最初の発表です。
 令和4年の全国の出生数は、統計開始以来初の80万人割れとなりました。
 熊本県においても、令和3年の出生数は、20年前から約25パーセント減少しています。
 少子化対策は喫緊の課題であります。あらゆる立場の方々が、こどもや若者・子育て世代の視点に立ち、その最善の利益を考えながら様々な取り組みを実施する「こどもまんなか熊本」の実現が必要です。
 そのためには、県だけではなく、市町村や企業、県民の皆様と一体となって取り組みを進めていくことが重要です。
 そこで県内の機運を醸成するため、5月23日(火)に、市町村長や経済団体の長などを対象とした「キックオフトップセミナー」を開催します。こども家庭庁の小宮官房長、岡山県奈義町の奥町長をお招きし、講演をしていただきます。このセミナーの様子は、後日、アーカイブ配信を行い、県民の皆様にもご覧いただけるようにします。
 また、6月には、結婚から子育てなどのライフステージに応じた県民のニーズを把握するため、「県民アンケート」を実施いたします。県民の皆様のご意見を、広くお聞かせいただきたいと考えています。
 先日、こども家庭庁で新たに「こどもまんなか応援サポーター」制度が創設されました。
 私はこの趣旨に賛同し、本日ここに、応援サポーターとなることを宣言いたします。
 県では、社会の希望であり、宝であるこどもたちが健やかに育つ「こどもまんなか熊本」の実現を目指し、様々な取り組みを進めて参ります。具体的には、先程ご紹介した「キックオフトップセミナー」や「県民アンケート」の実施に加え、庁内の若手職員の意見を集約するための「庁内プロジェクトチーム」の設立など、県庁内の縦割りを打破した推進体制を構築します。
 また、県のしあわせ部長であるくまモンにも応援サポーターに就任してもらいます。
 くまモン入っておいで。

蒲島知事
 くまモンも一緒に取り組みを進めて参ります。くまモンありがとうね。よろしく。

【くまモン隊】
 世界中のお友だちに、ハッピーとサプライズば届けるモン!

蒲島知事
 「こどもまんなか熊本」の実現に向けて、企業や県民の皆様とともに、「オール熊本」での取り組む必要があります。
 今後も検討状況や取り組みの実施状況などを広く発信して参ります。

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発表項目

​​新たな五木村振興計画の村民説明会の開催について

​​​​​​​​​蒲島知事写真蒲島知事
 次の発表です。
 県の最重要課題である五木村の振興については、これまで新たな振興計画の策定に向けて協議を進めて参りました。
 5月15日に、五木村・県・国の三者で五木村振興計画の確認式を開催し、新たな計画をスタートさせることができました。確認式の中で、木下村長から今回策定した村の振興計画を村民に説明してもらいたいとのお話があり、私から早期の開催を約束しました。
 そこで来月6月4日の日曜日に、五木村で、新たな五木村振興計画の村民説明会を開催します。
 時間は午前10時から、会場は五木東小学校体育館で行います。当日は、私も出席し、村民の皆様に五木村の振興についての思いも含め、直接お話しさせていただきます。
 これまで長きにわたり、ダム問題に翻弄されてきた五木村の新たな振興に、県庁を挙げて、引き続きしっかりと取り組んで参ります。​

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発表項目

​​熊本地震震災ミュージアム体験・展示施設のオープン及び愛称の決定について

蒲島知事写真​​蒲島知事
 次の発表です。
 まず、熊本地震震災ミュージアム「体験・展示施設」のオープンについてです。
 県では、熊本地震の記憶や経験、教訓を確実に後世に伝承するため、市町村と連携し、回廊型のフィールドミュージアムとなる熊本地震震災ミュージアムの整備を進めて参りました。
 この震災ミュージアムの中核拠点として、本年7月15日に、南阿蘇村の旧東海大学阿蘇キャンパスに「体験・展示施設」がオープンします。
 オープン前日の7月14日には、関係者をお招きした完成式典も開催します。
 この「体験・展示施設」の愛称を募集したところ、県内外から554件の応募がありました。応募いただいた方々に感謝申し上げます。
 県では連携市町村や施設の設計者など、震災ミュージアムをともにつくってきた方々の意見を伺いながら熊本地震を体験し、目にしたものを記憶し、未来に語り継いでいくという願いを込めて、愛称を「「KIOKU」(きおく)」と決定しました。
 この「KIOKU」では、熊本地震の映像や遺物の展示、語り部との交流のほか、地震発生のメカニズムや熊本地震から得た教訓を分かりやすく伝えていきます。併せて、自然の恵みや熊本の魅力も発信します。
 是非、県内外から多くの方々に訪れていただきたいと思います。
 今月完成した「県防災センター」と「KIOKU」の2つの中核拠点を中心に、熊本地震の経験や教訓を後世にしっかりと伝えて参ります。​

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発表項目

​​「第161回九州地方知事会議」及び「第43回九州地域戦略会議」について

蒲島知事写真蒲島知事
 最後の発表です。
 5月31日から6月1日にかけて、九州地方知事会議及び九州地域戦略会議を、沖縄県名護市の「万国津梁館」で開催いたします。
 私が九州地方知事会長に就任して、初めての会議となります。
 知事会議の討議内容は三つです。
 一つ目は「第2期九州創生アクションプランの見直し」、二つ目は「ウィズコロナにおける観光振興」、三つ目は「スポーツを通じた九州の活性化」です。そして、戦略会議では経済界を交え、「九州MaaSグランドデザイン」や「第三期九州観光戦略」の策定について審議を行います。
 また、各県や経済界からの報告事項に加え、本県からはTSMCの進出を契機としたシリコンアイランド九州の復活を目指す取り組みなどについてご報告したいと考えています。
 「九州はひとつ」の理念のもと、官民一体となって取り組みを進めていくことができるよう、大いに議論して参ります。

 私からは以上です。​

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質疑応答

​​えがお健康スタジアムにおける天井板等の落下事故について・その1

(幹事社)
 発表項目にありませんでしたけれども、先日、県有施設のえがお健康スタジアムで天井板が落下する事故があって、怪我人も出ています。
 この事故に関して、知事の受け止めを伺いたいのが一点で、今後の県有施設の安全対策についてお考えをお聞かせください。

蒲島知事
 まずは、県有施設で発生した事故により、被害に遭われた方に、心よりお詫びとお見舞いを申し上げたいと思います。
 今回の事故を受けて、県民をはじめ、一般の方が利用する県有施設を対象に、緊急点検を行うよう指示いたしました。今後、このような事故が起こらないように、しっかりと対策を講じていきたいと思っています。

(幹事社)
 昨日もご対応いただいて、記者会見で説明いただいているんですけれども、知事が把握していらっしゃる、どのような対策、月内にも緊急点検をということなんですが、点検の内容、具体的にどういったものがありますでしょうか。

蒲島知事
 早急な対応が必要と私は判断しました。
 それで緊急点検をまず指示していますけれども、こういうことが起こりうるという危機意識をもって丁寧に行うように指示をしています。緊急点検で少しでも異常を認めた場合には、直ちに専門的な調査を行い、必要な措置を講じて参りたいと思っています。
 県が所有する施設で事故が起きたことを大変重く受け止め、二度と起こらないように、しっかりと点検したいと思うことと、被害を受けられた方に真摯に対応して、補償を含めてしっかりと対応していきたいと思っています。
 建築基準法に基づく点検というのは、3年に一回だというふうに聞いております。これはいつ検査したのかというと、最近では令和4年2月に、指定管理者によってこの点検が行われています。まだ1年とちょっとですけれども、それでもこういうことが起こり得るというそれを常に我々は心に留めながら、この施設の点検、それからこういうことが起こらないように、しっかりと構えておくことが大事だと思います。
 災害も同じことだと思いますけれども、ものすごく初動も大事で、そしてそれが起こらないようにすることが大事。災害も含めて、県はこのような形に常に準備しておかないといけないなと私は思います。

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質疑応答

​​新たな五木村振興計画の村民説明会の開催について・その1

(幹事社)
 五木村の説明会のことについてお伺いしたいんですけれども、先日、国と県と村と三者での振興計画の中からは、流水型ダムについては全く触れないという内容になったと思うんですけれども、当日の説明会では知事としては、ダムについてもご説明されるお考えでしょうか。
 また、その場合にどういった形で村民の方に理解を求めようというお考えなのかお聞かせください。

蒲島知事写真蒲島知事
 五木村の村民説明会では、既にこの前合意した部分、県と五木村と国で合意した部分について、これは何で流水型ダムが入っていないかということにも質問があると思いますけれども、それについては国が環境アセスメントをしていて、それを丁寧に村に説明したいという我々の希望があります。
 ただ、それをずっと待っていますと五木村の振興がどんどん遅れますよね。私は、災害からの振興をずっとやってきましたけれども、創造的復興もやってきましたけれども、1か月遅れるとものすごく遅れるんですよね。
 だから、まずは振興計画に沿ってその流れのなかで流水型ダムのアセスメントが国によって行われ、それを村民の方々に丁寧に何度も説明していって、最終的にはそれを村民の方も受け入れてくださって、それで国、県、村が一緒になって緑の流域治水をやっていくというふうに、今考えています。
 この緑の流域治水というのは、やはりどうしても洪水対策としての流水型ダムが必要だというのが我々の考え方でありますので、ただそれが村の振興それから村の環境、そういうことにどのような影響を与えるか与えないか、与えないようにするためにはどうしたらいいか、それを国の方から丁寧に説明したいと。
 私も、国の検討状況を、実際にどういうことをやっていらっしゃるかという意見を聞いて、自分も見せてもらったんですけれども、ものすごく極限まで環境に影響を与えないような形でしっかりとやられているのを実際に見て、大変感銘を受けたところであります。それをきちんと皆さん、それから村民の皆様に説明することができたら納得をいただけるんじゃないかというふうに思います。
 それを待っておくと本当に振興が遅れますので、両方が一緒に動き始めるという意味では、こういう形が一番良かったのかなと私は思っています。

(幹事社)
 この説明会には国の国土交通省の方も一緒に参加してご説明されるというような方針なんでしょうか。

蒲島知事
 国土交通省の方もいらっしゃると思いますけれども、どうですかね。

【担当課】
 球磨川流域復興局でございます。国土交通省の担当者の方もおいでになります。以上です。

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質疑応答

​​熊本地震震災ミュージアム体験・展示施設のオープン及び愛称の決定について・その1

(幹事社)
 体験・展示施設の話なんですけれども、愛称が「KIOKU」というものに決まったということで、知事としてはこの愛称にどのような思いを抱かれているのかというのを教えてください。

蒲島知事写真蒲島知事
 「KIOKU」については500以上の応募がありました。そして、その中から十数点の候補が私のところに寄せられました。
 色んな素晴らしい名前があったんですけれども、結局私が選ぶことになったんですね、最終は。その候補の中から色んなことを考えて、「KIOKU」を選びました。
 選ぶまでは随分と悩みましたけれども、選んでみて改めて「KIOKU」という意味、それからミュージアムの名前として、よく合っているんじゃないかなと自己満足をした次第であります。
 同じように県庁の職員も、それまでは、やはり随分迷っていましたけれども、それに決めたら何となくすっきりとはまったのかなと思います。
 そういう意味では、「KIOKU」ということをキーワードにして皆さんがこれを忘れないと、この体験を忘れないと。この「KIOKU」をもとにこれからも災害に対応していくということを全国的にアピールできるんじゃないかなと思います。
 「KIOKU」をどういうふうに表すかというのは、平仮名で「きおく」や、漢字で表しても意味はほとんど通じるんじゃないかというふうに思います。
 最終的には、「KIOKU」の文字は英語ですか。

【担当課】
 観光国際政策課でございます。「KIOKU」でございますけれども、ローマ字で記載してそれを正式名称とさせていただきました。

(幹事社)
 幹事社からは以上です。

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質疑応答

​新たな五木村振興計画の村民説明会の開催について・その2​​


 五木村の振興計画についてお尋ねさせていただきます。
 今、知事のお話にもありましたが、振興計画からはダムの文言を削除してダムと切り離したということですけれども、国・県含めてダムを建設していく方針自体は変わっていないと思います。
 それに対して、村民から振興計画がダム建設と引き換えではないかといった懸念もあるんですけれども、その点は、知事はどのようにお考えでしょうか。

蒲島知事
 私どもは最初から緑の流域治水でいくというのを、国・県から村にそれを諮って参りましたけれども、村の方はまだどういうふうなダムになるのか、ダムの形態もまだ分かっていないまま、ダムを含む振興計画は認められないというスタンスでありました。
 それでも待ったなしなんですね、この振興計画は。
 先程も言いましたように、自分でも二つの災害、熊本地震、令和2年の人吉・球磨の水害、これからの創造的復興をずっとやってきましたけれども、ひと月遅れるとずっと遅れるんですよね。
 それから、これが進まないことには財政的な支援もできないということで、まずは一番大事な五木村の振興をスタートさせようと。その間に国がきちんとしたダムの形態、あるいはダムの環境への影響、それからなによりも五木村の振興への影響、そういうものをしっかりと示していただいて最終的に合意できることを私は祈っています。


 そうしますと仮になんですけれど、村の方がダム建設に同意できないと、そういった説明を聞いた上でですね。その場合は振興計画というのも一旦中止みたいな感じになるんですか。

蒲島知事
 そういうことは今考えておりません。振興計画は進めていきます。
 それは今回の我々のスタンスが、まずは振興計画を進めようということで村との合意を得たわけですよね。それに向かって進めていきたいなと思っています。
 でも最終的な全体の、いわゆる球磨川流域の治水というのは国と県とそれから流域市町村も含めて緑の流域治水と。その中に環境と命を両方守る流水型のダムが必要ということは我々のこれまでの結論ですから、それが最終目標であることは確かです。


 とりあえずですからダムの建設の受け入れに関わらず振興計画は進めていくと。もちろんただダムの合意は目指していくという考え方ということですかね。

蒲島知事
 はい。


 それと一方で、今回五木村に対して100億円規模の財政支援をする考えを既に示されていますが、五木村以外の市町村に目を転じても、やっぱり人口減少であったりとか苦しい財政状況に苦しんでいるところがあると思います。
 ただ、こういった状況に五木村に対して支援するに至った背景であるとか、村民以外の県民に対する説明責任、その辺は知事はどうお考えでしょうか。

蒲島知事写真蒲島知事
 私はずっとこれまでも言っておりますけれども、五木村はまず流域の市町村のためにダムをつくるというふうに合意してくださいました。
 その後私が2008年に県民の民意、それから流域市町村の民意はダムによらない治水を進めてほしいという民意であったと私は当時確認しました。それでダムによらない治水を国に求めました。
 しかしそれを進める間に皆さんもご存じのように、多分300年に一回くらいの大きな洪水が起きたと。これは本当にダムによらない治水でできるのかということで私自身も国の方も、それから県もしっかりと検証して、なによりも30回にわたって流域の市町村の方々とお会いして皆さんとお話ししました。
 その時に私が感じたのは、流域市町村の方々は、命と清流の両方を守ってほしいというのが今の民意ではないかと私が考えて、そして皆さんもご存じのように令和2年の11月19日に議会でこの緑の流域治水というのを表明いたしました。
 その時に私自身は議会ではっきり言いましたけれども、もしこの案が県民に受け入れられないのであれば私自身は辞めますとはっきり言いました。
 熊日さんが世論調査をちゃんとやっていて下さっていたら結論が出たと思いますけれども、結局きちんとした世論調査はありませんでした。けれども、崇城大学の今井教授が中央公論に書いていた調査結果に限れば、県民も流域市町村もそれを受け入れて下さったのかなと私は考えたので、それに沿って今やっているところです。


 世論調査の是非は各社の判断だと思うんですが、私がお聞きしたいのは振興計画について新たに財政支援をすること、そういったことについて他の県民に知事が説明するお考えはどうかなと。

蒲島知事
 川辺川ダム問題で、五木村の方々が翻弄されたり苦しまれたりしたと。
 それに対して大変な感謝、それから大変なお詫び、これを持っておりますので、この責任とそれから大いなる覚悟をもって五木村の振興のために尽くしたいという気持ちとして財政支援の額も決めたわけであります。


 今のところはその説明があるとしても、五木村だけということでよろしいですか。

蒲島知事
 当然相良村の方も、それから流域市町村の方も様々な振興計画を持っていらっしゃると思いますので、県としては丁寧にそれに向き合っていって、そして一緒になって、緑の流域治水とはそういうものですよね。球磨川流域、川辺川流域をいかに発展させるかと。
 緑の流域治水という、あるいは英語でいうグリーン・ニューディールという、ニューディールとはそういうものだと思います。そういうニューディールの中にこの一帯が発展できる、そういうことを考えながらやっていきたいなと。それがグリーン・ニューディールであるし緑の流域治水であると私は考えています。

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質疑応答

​​本県におけるチャットGPTの活用について


 発表項目とは異なりますけれども、チャットGPTで注目を集めている生成AIについて伺います。
 本日開幕されるG7サミットでもテーマの一つとなるなど世界中で活用と規制に関する議論が進んでいるところです。国内でも試験導入している自治体がある一方、業務利用を禁止するとしているところもあります。
 熊本県職員の業務での利用についてはどうするお考えでしょうか。

蒲島知事写真蒲島知事
 このチャットGPTについては、私は可能性とリスクが二つあると思うんですね。セキュリティや回答の正確性なども課題として指摘されていますけれども、事務を効率的にできる大きな可能性を秘めています。
 まずはその業務上どのような使用が可能かというものを含めてルール作りをしながら検討するように指示しています。
 国では5月8日に「チャットGPT等の生成AIの業務利用における申合わせ」が行われています。この申合わせを参考にしながら、ルールづくりを踏まえて、また他県の状況も踏まえて、できるだけ速やかにやっていきたいなと思っています。
 だからリスクと、それから可能性、両方あるということはすごく重要だと私は思います。
 ただ自分自身も、自分でやったことないものですから、自分がやったことないのにそういうことをリスクとそれから可能性がありますというのも大変おかしいですから、この記者会見にあたって、初めて自分自身でチャットGPTをやってみました。
 どういう質問かというと、「蒲島郁夫熊本県知事の政治哲学について回答してください。」これが私がコンピューターに質問したものです。それで答えは大変面白いです。
 「蒲島郁夫は熊本県の発展と住民の幸せを目指す政治家です。彼は、自然と人間の調和、地域の活性化、防災と復興、教育と文化、福祉と健康などの分野に力を入れています。彼は県民との対話や協同を重視し、オープンで透明な行政を行っています。彼は熊本県の魅力や誇りを全国や世界に発信することで、県外からの支援や交流を促進しています。彼は熊本県の歴史や伝統を尊重しつつ、未来に向けて革新的な取り組みを推進しています。」
 この答えを見たときに私が感じたのは、答えは質問者を幸福にするような答えに傾いているのかなと。そういうことも注意しながら、そして実際にこれが正しいのかどうか、そういうことを検討しながら、利用できる分はこれから利用していくけれども、そういうリスク、問題点も含めながらやはり考えなきゃいけないなというふうに私自身は感じました。
 ただ、きちんとした文章がわずか1分で出て来るところは、すごいなと思いました。だからこれからの行政においても、そういう迅速性なんか求められるかもしれないし、将来、皆さんが記事書くときも1分でできたら、多分、可能性が非常に大きいなと思います。
 それから今これを実際やっていらっしゃる方、ほとんどいらっしゃいませんので、実際に私がやってみて、可能性はあるなと。そしてリスクもあるなと。
 そういう意味ではこれから県庁としてもしっかりと対策を講じていきたいなと、このように思っています。


 今お使いになられて実感されたこともあるでしょうけれども、県議会の議会答弁の作成であるとか、具体的にこういうことに活用できるのではないかなと、今事務方の方に調べてもらう前の時点で知事として、こういう辺りに使えるんじゃないかとか、そういうのは。

蒲島知事
 私は、私が知事である限り、自分自身の言葉でやっていきたいなと思っています。
 ただ、とても機械的なところ、例えば具体的な日時であるとか、具体的な事象であるとか、そういう場面においてこれを利用することはあるかもしれませんね。議会の答弁でも。
 でも私はそういうことはしなくて、自分の言葉でやることが知事の役割だと思っています。
 ただ、私が今実際に読んだのは、このコンピューターからの答えで読んだわけですけれども、GPTで作りましたって言わなきゃ、やはりみんな信じてしまうかもしれない。そのくらい立派に出来ている。そのくらい聞く人を喜ばせるような方向でこれは答えたのかなと。そんなことちょっと分かりませんけれども、多分皆さんも実際やられた人はいらっしゃるかどうかわかりませんが、将来の大きな可能性があるんじゃないかなというふうに感じた次第です。


 もう一点。
 神戸市さんは職員の業務利用に関するルールを定めた条例案を市議会に提出していたとありますが、さっき指示をされたというルールづくりを調べるという辺りで、条例まで踏み込む可能性もあり得ますかね。

蒲島知事
 今、検討中ですので、どういうふうなところまでというのはここで言うことはできません。私自身もその可能性を初めて今日感じた次第であります。

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質疑応答

​​えがお健康スタジアムにおける天井板等の落下事故について・その2


 冒頭、幹事社の方からありましたけれども、えがお健康スタジアムの件なんですが、一つ、施設の老朽化、25年経ってそれが出てきたのかなという気もするんですけれども、県内、藤崎台球場含めて県立体育館、武道館、もうほとんど老朽化してしまって設備も古くなっているんですけれども、県としてそこら辺はどのように課題として捉えてらっしゃるのか、まずお考えをお願いします。

蒲島知事写真蒲島知事
 皆さんもご存じのように、熊本県はとても災害が多くて、それからの創造的復興という形で多くのことが必要になってきました。空港も、港も、そして駅も。
 そういうことと、それから今ある施設をどのような形で修理なり、あるいは保存していくかということの色んな決断が迫られてくるというふうに思います。
 そういう意味で、このえがお(健康スタジアム)も含めて運動施設なんかについても、もう少し総合的に考え、そして3年に1回点検を実施しているけれども、全ての施設でそれでいいのかどうかを含めてやはり弾力的に考えるときにきたのかなというふうに思います。
 ただ、だからといってこれもこれも全部建て直すとか、そういう財政的な余裕はありませんので、優先順位を含めながら、このえがお(健康スタジアム)を含めた運動施設、様々な施設を考えていかなければいけないなと思います。


 財政的余裕がないとおっしゃるんですけれども、他県では色んなふるさと納税、寄付型ふるさと納税とか結構集まって、知恵をひねって取り組んでいらっしゃる県もたくさんあるんです。
 熊本県だけ、なぜ何もできないままもう30年、熊本国体以来何も作っていないんですけれども、25年止まっている理由というのはどういうふうにお考えですか。

蒲島知事
 優先順位が災害対応だったということ、それからそれ以外にやらなければいけないことがたくさんあったこと。
 この運動施設についても改めて議会で議論していただいて考えて、それでこれから方向性を出そうという状況じゃないでしょうか。


 その方向性というのは例えば今の任期中に一定の方向性を出すというようなことなんでしょうか。

蒲島知事
 これは任期中かどうかというのはまだ議会等も踏まえながら時間的な制約、制限を設けながらやるということは今ちょっと無理じゃないかなと思っています。
 やはり最優先のものがたくさん熊本県にはありますので、それを考えあわせながらやっていきたいと思っています。

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質疑応答

​​「こどもまんなか熊本」の実現に向けた取組みについて・その1


 冒頭の方でちょっと発表があったんですけれども、庁内の若手職員の意見を集約するための庁内プロジェクトチームの設立というふうにあったんですけれども、これは具体的に何人ぐらいの規模で、どういったプロジェクトチームになるのか。
 あと、これを設立するに至った経緯だとか、知事がどういうところに意義を感じているのかよろしくお願いします。

蒲島知事
 「こどもまんなかプロジェクト(チーム)」に関してですね。
 これについては縦割りを廃して、そして若手の意見を集約したいと。縦割りだと各部局によってなかなか進まないこともありますので。「こどもまんなかプロジェクト」というのが争点となったのはつい最近ですから、先程言ったようなシンポジウム、あるいはアンケート、そして私とくまモンが頑張って、「こどもまんなか熊本」をどうやってつくるかという、そういうふうに今走り出したところですので、この組織がどういう組織かというのはちょっとまだ早いんじゃないか。

【担当課】
 子ども未来課でございます。
 若手職員に関しましては、庁内の独身の男性、女性、または今現在子育て中の職員等を、県庁全体の政策を見渡した上で各部局の方から、それぞれ推薦していただくような形で、そのすべての県の政策について意見を聞くというふうな仕組みを考えております。
 また、県の政策をこれから、知事からも今ありましたけれども、政策を進めていくうえでは独身の方、あるいはこども、若者、子育て世代の方の意見を取り入れて政策を再構築する必要があるのではないかというふうに我々は考えているところでございます。
 そして政策を推進するうえでプロジェクトチームを立ち上げ、そこに若者の皆様方の意見を取り入れていきたいというふうに考えております。
 また、県民アンケートの方でも、県民の若者、子育て世代の方々等も広く意見を募りまして政策に反映していきたいというふうに考えております。以上でございます。

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質疑応答

​「こどもまんなか熊本」の実現に向けた取組みについて・その2​​

​​Q
 同じ内容なんですけれども、多分スローガンなんだと思うんですが、「こどもまんなか熊本」という言葉なんですけれども、これはどういう思いを込めたスローガンなのか教えていただけますか。

蒲島知事
 こどもが未来をつくる。こどもが大事、中心だと。だからそういう意味では、こども中心の熊本を作りたいという、そういう「こどもまんなか」という、国の方針に賛同した次第であります。
 そういうこどもの大事さ、特に少子化において、どう発展していくかという時に、これはとても大事な注目点じゃないかなと私は思いますので、「こどもまんなか」というのがすっきりと私の気持ちに合ったというふうに思いますので、これを今から頑張っていきたいと思って、今日は記者会見で、それに対する方針を示したところであります。
 くまモンも一緒になってサポーターになるということで、かつて、認知症サポーターというのに私が知事として初めてなって、それから10何年間、もう15年近くなると思いますけれども、ずっと認知症の問題については、熊本はとても先端を走っているし、それからサポーターの数も全国一多いんじゃないかと思います。そういうふうな雰囲気を今度はこどもに対する「こどもまんなか熊本」を作りたいという気持ちで頑張りたいなと思っています。


 具体的に、「こどもまんなか熊本」を推し進めて、どういう状態を目指すんでしょうか。具体的な目標といいますか、項目として県がどういう状況になることを目指すんでしょうか。

蒲島知事
 今、こどもの出生率、これが全国で6番目ぐらいだと思いますけれども、段々下がっているんですよね。順位としては6番目ぐらいの出生率だと思いますけれども。これを少なくとも上げていきたいと。
 そのためには社会がどういうことができるかと。できることはいっぱいあると私は思いますので、これをこれからやっていきたいと思っています。
 ただ、今、熊本の方だけではなくて、国の方もこれが始まった段階ですので、一緒にやっていきたいというのが今の私の気持ちです。


 この少子化、出生数の低下というのは、もう古くて新しい問題だと思うんですけれども、県として、どうして減少しているのか、どういった対策が具体的に必要なのか。
 最近始まったテーマではないと思いますので、県民に調査をするということもあると思うのですが、現時点で、どういう原因があって、それに対してどういうアプローチが必要なのか、思われているところを教えていただけませんか。

蒲島知事
 アプローチについては、今年度からですけれども、熊本県で、他の市町村に代わって大胆にこども政策をしましたよね。それを紹介してください。

【担当課】
 子ども未来課でございます。最初に、今後熊本の目指す方向性ということで、少し知事からも説明がございましたが、補足させていただきたいと思います。
 まず、「こどもまんなか」の実現によって、若者の定着促進、あるいは知事からもありましたが、出生数の増加、これによって熊本を育む人材を増加させていきたいと。これは常に知事が申し上げていますけれども、その好循環を生むことによって、県民総幸福量の最大化を図り、熊本の発展につなげると。そういうふうな、少し大きなところではございますが、そうしたビジョンをもっているというところでございます。

蒲島知事写真蒲島知事
 それともう一つ、本年度から市町村へのこども医療費助成を大幅に拡張して市町村が新たな事業展開が可能になるような具体的な支援もしています。
 冒頭でも申し上げましたけれども、「キックオフトップセミナー」を皮切りに、企業や行政、県民の皆様が一体となってこどもや若者、子育て世帯の視点に立った効果的な施策を取り組んでいきたいと。
 そのためのアンケートをやったり、「こどもまんなか社会」に本格的に取り組んでいくというのが、今私が考えている状況であります。
 そのために私もサポーターになるし、くまモンもサポーターになっていくと。20年前と比較すると25%出生数が減少していますけれども、最終的にそれを挽回したいなと。
 今の出生率は1.59で全国6位ですけれども、もうちょっと我々も頑張らなきゃいけないなと思いますし、本当は東京辺りが低いので頑張ってくれると、より日本全国的にはいいんじゃないかなと。
 でもその頑張りを地方から見せることで、ここまでいけるんだということが皆さん見て取れるんじゃないかなという気持ちもあります。


 どうして今のタイミングで始められるかなんですけれども、もちろん始めるのはいいことだと思うんですが、今までずっと課題になっていることをどうして今やるのか、もしここで何か緊急性というか、県民に伝えられることがあるのであればぜひ教えてください。

蒲島知事
 皆さんもご存じのように熊本県、多くの災害に見舞われてその災害対応が最重要課題でありました。ようやく創造的復興が進み、そしてTSMCが熊本に進出し、明るい話題ですね、今ね。
 そこで長期的にみると人口減少というのは、この明るい社会を次第に暗くしていくなというのを皆が気づき始めたと。一番気づき始めたのが国だと思いますけれども、国が「こどもまんなか社会」を作ろうと、それに呼応して熊本県も一緒にやろうというのが今の段階で、これは重要なものであるということがずっと皆認識していました。ずっと認識してはいたけれども、国全体もできなかった。それでやはり国と一緒になってやろうという気持ちになって、今日はこの「こどもまんなか熊本」の取組みについて記者会見でこのような形で宣言しているところであります。

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質疑応答

​熊本地震震災ミュージアム体験・展示施設のオープン及び愛称の決定について・その2


 熊本地震の震災ミュージアムの中核拠点施設についてお尋ねします。  
 犠牲者が多数出た震災関連の拠点施設ですが、この施設に愛称という表現で募集されて名前を定めたということに、若干私違和感を感じるんですが、例えば文化施設とか運動施設とか観光施設に愛称というのであれば違和感なく当てはまる感じがするんですけれども、震災関連の施設に愛称という表現がそぐわないという気がいたします。
 名称を募集、別称、別の名称を募集としてもよかったのではないかなと思いますが知事のお考えをお聞かせください。

蒲島知事写真蒲島知事
 愛称にちょっと違和感を感じられるというお話でありましたけれども、出てきた名前が「KIOKU」という、長くそのまま言えば多分防災センターとか、あるいは震災ミュージアムというふうな形でそのまま言えば問題ないのかというと、そういうのが役所には多すぎるんですよね。長い名前のものよりも、愛称というからよくないけれども、シンボリックな名称と考えていただければいいと思います。その他に言い様がなかったから多分愛称と言ったんでしょうけれども。

【担当課】
 観光国際政策課でございます。
 知事が申し上げましたとおり、この「KIOKU」という思いについて皆さんにご理解いただきたいというふうに思っておりまして、正式名称につきましては、「熊本地震震災ミュージアムKIOKU」ということでございます。
 確かに地震の記憶、それは本当に大変なことでございました。ただ、未来につなぐという視点を知事は大事にしたいということで私どもに指示をもらいました。この体験展示施設には教育旅行で訪れる児童・生徒の皆さん、一般観光客の方々にも来ていただいて熊本地震の実態も知っていただきたいですし、また、後世に熊本地震というものを伝承し、熊本の未来につなぐための新たな熊本も感じていただきたい、そういう想いを込めての「KIOKU」という、それでローマ字というところにもこだわった次第でございます。そこをご理解いただければありがたいです。


 知事、先程、愛称というからよくないけれどもシンボリックだと。愛称というふうに呼びかけたり、定めたということに関しては、そういう違和感があるという人が出てもおかしくはないかなという、そういうご見解ですか。

蒲島知事
 そういうコメントを今頂いて、そういう考え方もあるなというふうに思いましたので、なるべく愛称は使わないようにしてください。

【担当課】
 愛称という名称ではなくて、シンボリックな名称としての「KIOKU」ということでよろしゅうございますでしょうか。

蒲島知事
 それが一番正しいんじゃないですか。ただ、募集するときにシンボリックというとまた分からなくなるので。ただ、コメントありがとうございました。

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質疑応答

​TSMC進出等に伴う近時の状況について


 TSMCの関連でお伺いしたいと思います。
 昨日、岸田首相がTSMCのマーク・リュウ会長と面談をされて、日本の支援もこれからもしていくというところをおっしゃいました。
 読売新聞のインタビューでは会長の方が今後も追加投資をしていくと、それは熊本周辺になるのではないかというところも示してらっしゃるんですけれども、県と今TSMCの今後の新工場に対する追加投資に関して何か協議が進んでらっしゃるかということと、今回マーク会長の方が熊本周辺で追加投資をしていくという方針を示されるような形になっているんですけれども、それについてどういうふうに感じてらっしゃるかというところを伺えればと思います。

蒲島知事
 私も読売新聞の記事を読ませていただいて、TSMCの会長が熊本周辺に拡大したいという思いを持っていらっしゃるのを聞いて大変うれしく思いました。
 ただ、これはまだ正式なものではありませんので、そういうふうな方向で進んでいってほしいなという気持ちがあります。今ある第1号のJASM、これを正しく、早く建設できること、そして2024年から操業できるような体制までもっていく、そういうふうなJASMの第1号が上手くいくことが、多分、会長の気持ちに沿うんじゃないかなと思うんです。
 気を引き締めて、人材も土地も、そういう進んでいるJASMの工場も立派なものになる。それがきっと、まだ決まったわけではないけどそういうふうな方向にいくんじゃないかなと。
 そういう意味では改めて熊本県としてはJASMと協力し、そしてここが素晴らしいシリコンアイランド熊本になり、将来的にはシリコンアイランド九州になるような、そういうふうな方向性でいきたいなと思っています。それを評価してくれた時、初めて今日の会長のお言葉が実現するのかなと思いました。

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質疑応答

熊本地震震災ミュージアム体験・展示施設のオープン及び愛称の決定について・その3


 二点伺いたいんですけれども、一点目の震災ミュージアム「KIOKU」は7月15日ということで、南阿蘇鉄道の再開とも同じ日だと思うんですけれども、何か意味をもってこの日を設定されたのでしょうか。

蒲島知事
 阿蘇の創造的復興の南阿蘇鉄道もそうですし、この震災ミュージアムもこの体験、経験を忘れずに、将来の日本の災害対応に貢献したいということでありますので、それに合わせてやったというよりも、時期的にそういう時期になったんですかね。

【担当課】
 観光国際政策課でございます。当初から7月15日をターゲットとして進めていたわけではないんですけれども、今知事が申しましたとおり、結果的に7月15日ということで準備が整って、オープニングにこぎつけるという運びになったということでご理解いただきたいと思います。

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質疑応答

​新型コロナウイルス感染症関係について


 もう一点伺いたいんですけれども、コロナが5類移行になって、昨日初めて感染症の週報に記載されたと思います。
 定点観測になって、また5類移行になってから1週間経って入院調整などもあると思いますが、知事としてはこの5類移行についてはどうでしょう。1週間経って、動きについて知事はどう評価されますでしょうか。

蒲島知事
 私は5類に変更されて、もう2週間なりますけれども、現時点では県内で大きな混乱は生じておりませんので、スムーズに移行できているのではないかなと思っています。
 ただ、昨日の担当者の発表によると、やはりちょっとゴールデンウィークから少し、緩やかだけれども増えていると。これはやはり注意しなきゃいけないなというふうに私は考えています。
 ただ、5類になったということは、やはり低い水準であるけれども、この穏やかな増加傾向にあることを考えながら、自主的に我々は引き続き感染については対策を、自ら考えて行動しなきゃいけないんじゃないかなと、このように思います。
 私もつい最近ワクチンを打ちました。ワクチンを打ったのは、やはり高齢者は重症化リスクが高いわけですから、自主的に感染対策をやらなきゃいけないということで、知事としてそういう態度を見せたいと思って、第6回のコロナワクチンを打ちました。
 打ってみて、三つのことがわかりました。一つは、痛くない。というのは針がとても細いですよね。もう一つわかったのは、6回とも副反応がなかった。三番目に、今だったら無料でワクチンが打てる。これ意外と知らないんですよね。だからそういうことを、私が体験者として申し上げて、重症化しやすい方は早めに、特に年齢の高い方々は、(ワクチンを)打って用意を、準備といいますか、こういう対応をされたらどうかなというふうに感じた次第です。

【担当課】
 よろしいですか。
 それでは、以上をもちまして、記者会見を終了いたします。

蒲島知事
 はい、どうもありがとうございました。

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