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令和4年(2022年)7月22日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0145430 更新日:2022年7月22日更新

 

知事定例記者会見

日時:令和4年(2022年)7月22日(金曜日) 
場所:知事応接室

会見録
 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

説明資料(スライド資料) (PDFファイル:915KB)

発表項目

質疑応答

発表項目

​本県におけるDXの推進について​

蒲島知事 蒲島知事
 最初の発表です。
 県では、人口減少や少子高齢化の進展に伴う社会課題の解決や産業の発展、県民の利便性の向上に向けて様々な団体と連携しながら、県全体のDX推進に取り組んでいます。
 本日は、DX推進について三点お知らせがあります。
 一点目は、「くまもとDX推進コンソーシアム」についてです。DX推進の共創の場として、今年6月に立ち上げた本コンソーシアムに、昨日時点で255団体に入会いただきました。入会は随時受け付けていますので、引き続き一緒にDXに取り組む皆様の参加をお待ちしています。
 二点目は、「公募型実証事業の採択の決定」です。DXによる社会課題解決に向けた好事例を創出するため、実証事業を公募しておりましたが、3件程度の採択予定に対し、想定を上回る32件もの応募がありました。改めて、企業・団体の皆様のDXへの関心とニーズの高さを感じる結果となりました。
 今回採択した事業内容は、ドローンとAI画像解析技術を活用した鳥獣対策、医療と健康データの連携によるヘルスケアの推進、ICT技術を活用した農地管理と人材育成の3件です。
 この実証事業で得られた成果やノウハウを、DXを志す企業・団体へ広げ、熊本におけるDX推進に繋げて参ります。また、残念ながら採択に至らなかったものの中にも、魅力的な提案が見られました。今後、これらの磨き上げについても、各事業者と連携しながら進めていきたいと思っています。
 三点目は、「キックオフイベント」についてです。すでにお知らせしておりますが、DX推進の機運醸成を目的として、7月26日に熊本城ホールで、キックオフイベントを開催します。
 シリコンバレーの最先端AI技術やDX戦略を日本企業へ導入し、AIビジネスデザイナーとしてご活躍の石角友愛さんによる基調講演や、企業による事例紹介などを行います。
 入場は無料、DXについて知りたい、取り組みたい企業の方はもちろん、一般の皆様も参加可能ですのでぜひご参加ください。詳しくはホームページ、またはチラシをご覧ください。

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発表項目

​「エヴァンゲリオン大博覧会」とくまモンのコラボ、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストへのチャレンジについて

蒲島知事 蒲島知事
 次の発表です。くまモン、入っておいで。
 この度、東京・渋谷で開催される「エヴァンゲリオン大博覧会」と、くまモンがコラボすることを報告します。
 2015年に熊本県立美術館で開催された「エヴァンゲリオン展」と、くまモンのコラボが大好評だったことから、今回7年ぶりにコラボが実現したものです。
 本日のスペシャルコスチュームを着たくまモンが会場で参加者を出迎えるほか、コラボグッズの販売や熊本県観光PRコーナーもそこで設置されます。
 また、5月に発表し、話題となったジュノン・スーパーボーイ・コンテストにおいて、現在ベスト75に選出されました。今後、グランプリ獲得を最終目標に、ベスト30決定戦へと進みますので、併せて報告いたします。
 最近、くまモン、ますます大活躍だけど、意気込みをちょっと言って。

【くまモン隊】
 暑さに負けずに、これからもがまだすモン。

蒲島知事
 はい、頑張って。
 皆さん、くまモンへの応援をよろしくお願いいたします。それじゃくまモン、ありがとう。私からは以上です。

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質疑応答

​参議院議員選挙の結果について

(幹事社)
 ちょっと発表項目と違って恐縮なんですけれども、参院選について政治学者としての知事にちょっとお尋ねしたかったのですが、熊本選挙区なんですが自民党の候補が圧勝して野党統一候補は前回、前々回に比べてもだいぶん票を落とすような結果になりました。一方で参政党であったりとかNHK党というのが得票率で見ると全国で一番熊本が高かったりという特徴もあったのですが、改めてどのように結果を分析しているでしょうか。

蒲島知事 蒲島知事
 今回の熊本県の選挙区の選挙結果を見て、全国の方によく似ていると思ったのは、いわゆる候補者の業績評価といいますか、前回の熊本地震から今回の7月豪雨災害に向けて自民党現職の松村さんが、チーム熊本の一人としてご尽力されたというのを全面に戦われておりましたけれども、それをやはり実感として有権者の方が評価されたんじゃないかなというふうに思います。
それからこれは全国的にいえることですけれども、対抗となるべき野党勢力が縮小したことと分散したこと、これが自民党への投票が増えた原因じゃないかなと思っています。
 やはりこれだけ野党の勢力が分散してしまうと、どうしても一番大きな政党である自民党にはなかなか対抗できないと。
 だから、これからどういう形で、野党勢力の結集が行われるか、これが政治学者としてはとても関心があります。
 だからそういう意味では私は、全国的にも、それから熊本選挙区も業績評価が一番大きかったなというふうに思います。

(幹事社)
 関連でなんですけれども、野党勢力が分散しているということで、いわゆる二大政党制というものが、さらに遠のいた印象があるんですが、そういった政治環境についてはどのようにお感じになられますか。

蒲島知事
 二大政党制をもとに小選挙区制になり、実質的にはもう参議院選挙も小選挙ですよね、熊本選挙区は。
 だからやはり野党勢力が結集する力と結集する人材、それをこれから備えないといけないのかなというふうに思います。
 そういう意味で、それは野党の責任でもあるし、今回、一部の野党が票を伸ばしていたところなんかを見ると、必ずしも自民党の絶対的な優位を県民も、あるいは国民も望んでいない。私がよく言うバッファー・プレイヤーですか。
 政治は自民党に任せてもあまり勝ちすぎるのは嫌だからと言って、自民党支持者でも野党に投票する人が、今回もたくさんいらっしゃったと思いますので、そういうふうなバッファー・プレイヤーじゃない本物の対抗勢力、政権担当能力を持つ政党がこれから形成される方向にいくんじゃないかなと思いますけれども。そのためには野党の能力、人材、それをきちんと政策も含めて出していかなきゃいけないというふうに思います。

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質疑応答

​宗教と政治の関係について​


 今、旧統一教会と政治家の方々のつながりというのが連日取り沙汰されているんですけれども、政治学者として、そして知事として、宗教と政治の関係はどうあるべきだというふうにお考えかというのを教えていただきたいです。

蒲島知事 蒲島知事
 宗教と政治の関係。これは例えば一番、公明党なんかはとてもその関係が強い。
 今回の(旧)統一教会の件に関していうと、どのくらい政治家がそれに依存していたかというか、そういうのがちょっとわからないところがありますので、それを踏まえて政治学者としては分析したい。
 私自身は全く関係がないので、支援も受けていませんので、前回の選挙は全く選挙運動もしなかったですからね。
 そういう意味で、急に安倍元総理の暗殺から、いま焦点化していて、政治と宗教のあり方について、また皆さんがとても注目をして、メディアも含めて適切な関係かどうかということをこれから検証、分析していかなきゃいけないというふうに思います。


 ありがとうございます。
 そうすると知事は、政教分離という言葉がありますけれども、全く関係を持つべきではないとはお考えではないということでよいですか。

蒲島知事
 これは全く多くの宗教団体がどちらかの政党政治家を推薦すると、その部分について、これは合法的ですよね。
 ただその関係のあり方が、本当に国民に説明できるのか、そういうところが問われていくんじゃないですかね。


 分かりました。
 あと今知事ご自身もおっしゃっていたと思うんですけれども、知事ご自身は支援を受けられたことはない?

蒲島知事
 はい、ありません。

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質疑応答

​安倍元総理大臣の国葬について・その1

​​​​​​​Q
 安倍元首相の事件の絡みなんですけれども、国葬についても今連日報道されていますけれども、法的根拠がないとか、批判する政党もあると思うんですが、知事ご自身はどのようにお考えでしょうか。

蒲島知事
 私自身として、県知事として考えるのは、安倍元総理は総理大臣を2回、通算8年8か月という多大な貢献をされたと、日本を代表する政治家だというふうに思っています。
 ただ国葬の是非については、国民の理解が得られるような方向で国が説明して欲しいし、そのように行われるべきと考えています。
ただ私自身としては、熊本地震の時、あるいは豪雨災害の時に創造的復興を力強く、安倍総理は後押ししていただきました。そして、そのことが多くの県民に勇気を与えていただきました。
 とりわけ県民の負担の最小化ということをしっかりと保証するために力強く尽力していただきました。
 それから熊本城の復興についても、私は多くのことを頼みませんでしたけれども、ご本人に「熊本城は熊本県民の誇りとシンボルだから、是非やって欲しい」と。
 お城の災害復興というのはそれまで無かったんですよね、システムが。
 それで安倍首相はその後、記者会見をお城の前で開かれて、おっしゃった言葉が、「熊本城の復興なくして熊本地震からの復興はない」と言い切られました。
 これが政府の方針となって熊本城に対する20年間支援をするという、それも負担の最小化という形で支援をするということを言っていただきました。
 とにかく私はその当時の知事として感謝に堪えない気持ちです。

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質疑応答

​DX推進に係る公募型実証事業について​

​​​​​​Q
 DXの件で伺いたいんですけれども、公募型の実施の事業が採択されたということですけれども、3つ紹介されていましたけれども、この3つを知事として見られてどんな感想、印象を持たれたかを。

蒲島知事 蒲島知事
 まず応募の多さ、3件募集したので10件以内くらい来るかなと思っていたんですけれども、ものすごく皆さんの関心が高かったのが私の一つの印象です。
 それからチームで参加されるんです。チームで参加された時に熊本県だけではなくて東京、あるいは他県からの実施メンバーといいますか、このメンバーが多彩である。
 そういう意味では新しい力を熊本にDXという形で与えてくれるんじゃないかなというふうに思います。
 それが将来的な人材不足の解決にも結び付くだろうし、それから時間とか場所に捉われない働き方、生き方、それから今まで都市の方が繁栄していたけれども、都市と地域の格差を解消できる可能性も、それも秘めているなと。新しい力をそこで感じたんですよ。
DXをこれまで敬遠した人たちが多かったんですけれども、そうではなくて皆さんがこれは役に立つんだと、これは重要なんだというふうに感じられてこのコンソーシアムに参加され、公募計画に皆さん応募されたなというふうに思います。

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質疑応答

​安倍元総理大臣の国葬について・その2​


先ほどの安倍元首相の国葬の件で国が国民の理解を得られる方向で説明をして欲しいというお話があったんですけれども、今の時点ではまだ理解を得られていない部分があるという考えなんですか。

蒲島知事
やはりいろんな世論調査を見ると賛否両論あって、そういうふうな、きちんと全員が同じ方向を向いていない、そういうふうな状況もあるんじゃないかと思いますので、国において説明が行われるものだと私は考えております。

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