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水産(水産研究センター)
所属
水産研究センター
現在の業務内容
二枚貝の貝毒の調査、水産物の付加価値向上、海藻を増やす研究を担当しています。
今日の業務内容
- 8時30分~12時00分 麻痺性貝毒定期モニタリング調査
- 13時00分~14時00分 調査結果報告
- 14時00分~17時15分 ヒジキの養殖用種苗の沖出し試験
今日の午前中は、貝毒分析業務を行いました。
本県では、冬から春にかけて一部の海域でカキ等の二枚貝が、毒素を持つプランクトンを食べて一時的に毒化することがあります。人がこの毒化した貝を万が一食べてしまうと、体の痺れや呼吸麻痺等を引き起こし、最悪の場合には死に至ることもあります。
そこで、食品科学研究部では、このような二枚貝を流通させないよう、1年を通して定期的に調査しています。
今日も、エライザ法(抗原抗体反応を用いた精密な分析法)で、7検体の毒力を分析し、全ての検体で安全であることを確認しました。
これからも調査を継続し、県内の二枚貝の安全性を確保していきたいと思います。
14時からは、国内産の需要が高くなっているヒジキの収穫量を増やすために、6月にヒジキから人工的に種をとり、良く成長するように特別な基板に付着させたヒジキ苗を、漁業者と一緒に漁場へ出す作業を行いました。
成果が出るまでにはもう少し時間がかかりますが、漁業者の意見やアドバイスを聞きながら、漁業者の収入が上がるような研究に取り組んでいきたいと思います。
(11月7日)