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化学(保健環境科学研究所)
所属
保健環境科学研究所
現在の業務内容
保健環境科学研究所の大気科学部では、大気中の汚染物質や酸性雨、騒音等に関する測定や研究をしています。
私の担当業務は、大気中のアスベストの濃度、PM2.5の成分組成、有害大気汚染物質(ホルムアルデヒド等)の濃度を光学顕微鏡や各種クロマトグラフィーを使用して測定したり、アスベストやPM2.5に関する各種データの統計解析や文献調査を行いこれらの大気汚染の要因に関する研究を行ったりすることです。
様々な測定や研究を通して、大気汚染に関する実態把握や科学的知見を蓄積できることは仕事を進める楽しみになっていますし、それらの結果が大気環境保全に関する行政施策に反映されて人の健康保護と生活環境保全の取組みが進んでいくことはやりがいになっています。
今後の目標
化学職は主に環境行政を担っており、その業務内容は、事業活動で排出される排水・排ガス・廃棄物等による環境影響を抑制する環境リスク管理を中心に、脱炭素社会や循環社会の推進による社会の持続可能化、地域性として生活・産業に利用される水資源の水源の多くが地下水であることを背景とした地下水保全の取組みなど、様々なものがあります。
これら環境行政に関する業務を通して、県民の生活環境を維持・向上させたいと考えています。
未来の後輩へのメッセージ
地方行政の仕事は、法令の運用、政策の企画・実行等を通して、地域社会や県民の利益を実現することだと思います。
化学職は、化学の専門知識を基に行政・研究の両分野の業務を通して、この仕事に貢献しています。
社会や県民のために役立ちたいと思っている皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。
(12月24日)