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令和6年5月28日(火曜日)10時00分~
日時:令和6年(2024年)5月28日(火曜日) 10時00分から
場所:知事応接室
会見録
知事定例記者会見の会見録や資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。
説明資料
発表項目・コメント
・豪雨への対応状況について
・「お出かけ知事室~ともに未来を語る会~」について
・九州地方知事会議、九州地域戦略会議の開催について
質疑応答
・「お出かけ知事室~ともに未来を語る会~」について1
・「お出かけ知事室~ともに未来を語る会~」について2
・「お出かけ知事室~ともに未来を語る会~」について3
・災害への備えについて
・水俣病関係について1
・水俣病関係について2
・水俣病関係について3
・渋滞解消推進本部について
・6月補正について
・五木村関係について
・旅行助成事業「くまもと再発見の旅」関係について1
・旅行助成事業「くまもと再発見の旅」関係について2
・県庁舎の冷房対応について
・公務員のなり手不足・退職者の増加について
・消滅可能性自治体について
・全国交通系ICカードの決済の廃止について
・大津高校サッカー部の問題について
・コチョウランについて
・2連ポスターについて1
・2連ポスターについて2
・2連ポスターについて3
・賭けゴルフ問題について
まず、今朝の豪雨の話を先にさせていただこうと思います。今年も梅雨が近づきまして、警戒(が必要な時期)になったということで、昨日から今日にかけて、かなり強い雨が降りました。
今日の午前5時38分に熊本市に洪水警報が出ましたが、これは今解除されています。現在は芦北・球磨地方に、8時58分に洪水警報が出ていまして、今、警戒段階にあります。9時30分現在で、お手元の資料の通り、県内で被害情報は、まだ全く入っておりませんが、初期の段階から警戒モードに県は入っておりますので、万全の警戒体制のもと、情報収集に努めております。
まず、状況を申し上げると、報道資料の3(県及び市町村の対応状況)にありますように、現在は八代市が高齢者等避難を発令しまして、二見のコミュニティセンターに1ヶ所避難所を開設しているという状況です。そして、二見川(八代市)について、今、避難判断水位をちょっと超えている状態。紙であれば裏面の4(県内の河川及びダムの状況)になります。まだ氾濫危険水域までは達していません。
ダムについては、県内各地のダムの状況を画面にも出していますけれども、概ね23%から54%ぐらいの貯水率でございまして、昨日の晩から、氷川ダムと市房ダムについては、雨を見越して放流を行い、容量の確保に努めています。
これは午前8時現在のダムの情報ですけれども、県のホームページ、統合型防災情報システムで随時公開しておりますので、ご確認いただきたいと思います。
これからも、24時間365日しっかりと防災センターを中心に県として備えて、警戒に当たって参ります。県民の皆様にも改めて避難所ですとか、避難経路の確認をお願いしたいと思います。なお、この後天候は回復する見込みと聞いております。
「お出かけ知事室~ともに未来を語る会~」というのを開かせていただきます。
私の選挙のマニフェストに記載していますけれども、県民参加による県政をしっかりと推進していくために、私が県内45市町村に出向いて県民の皆さんからのお話を聞く。私が何かをガンガン訴えていくというよりも、県民の皆さんからご意見とかご提案、また、今の県政に対する課題を聞いていく「お出かけ知事室~ともに未来を語る会~」ということで開始したいと思っています。県民の皆さんのお声を県政に反映する会だと思っています。
初回を6月23日に宇土市民会館大ホールでやりたいと思っていますので、県民の皆さん、多くの方に入っていただきたいと思っています。
これからも、上天草市、荒尾・玉名などでの開催を予定していて、できれば月2回ぐらいやっていっても1年間で半分、2年間で全部回れるかなっていうぐらいのペースなんですけれども、なるべくそれぐらいのペースではやっていきたいと思っております。
まずは、宇土市民の方、熊本中から来ていただくことは可能なんですけれども、各市ないし振興局にいろいろ運営を頼んでいる都合上、まずは宇土市在住の方であれば誰でも参加という形に今回はさせていただいて、いやそうは言っても、周辺の人も入りたいとかいった(声をいただいた)ときに運営方法をどうするかは、走りながら考えていきたいと思っています。
ここで県のSNS用に作成したお出かけ知事室のPR動画をご覧ください。
【VTR上映】(動画視聴はこちら)<外部リンク>
来週6月3日、4日に熊本県で九州地方知事会議、そして九州地域戦略会議を開催いたします。九州各県が年に2回、持ち回りで分担していますが、熊本県は、平成29年秋以来、7年ぶりの開催となります。
九州・山口各県の知事、そして、九州経済連合会の倉富会長などがご参加されます。「こどもまんなか九州」などのテーマについて、2日間で討議をしたいと思います。
私が知事として初めて出席する、九州地方知事会議、また、九州地域戦略会議ですし、ホストとして、しっかりと円滑かつ有意義な会議になるように取り組んで参りたいと考えております。
(幹事社)
お出かけ知事室ですけれども、なぜ初回に宇土市を選んだのかというところと、こちらは市町村単位で回っていくという理解で間違いなかったでしょうか。
木村知事
初回を宇土にしたのは、県の真ん中ぐらいだというのと、選挙期間中もいろいろ回って、宇土地域って、熊本に近いからか、あんまり県庁時代(副知事や総務部長時代)によく話を、自分なりに何かこう(聞く機会が少なかった)。要望活動とかもあんまりされない地域なもんですから、やっぱり積極的に飛び込んで話を聞きたいなという、私の今までの中での手薄感というか、これまであまり行っていない感じがありましたので、ぜひお話を聞きたいという思いと、宇土市の関係者の方も「良いです」と受けてくださったということです。
全市町村を回りたいです。ただ熊本市みたいに大きいところをどうしていくかっていうのは、ちょっと熊本市さんと今後相談していきたい。場合によっては、熊本市は複数の場所でやることになるかもしれません。ただ、どんなに小さい町や村にも必ず足を運びたいと思います。
Q
各市町村での県民対話(お出かけ知事室)に関してですが、参加申込書の中に、「誹謗中傷や嫌がらせ・政治的なもの等はご遠慮ください」とございます。
ここで、誹謗中傷や嫌がらせというのは分かるんですけれども、「政治的なもの」というのは、どのようなものを想定していらっしゃるんでしょうか。
木村知事
これは一般常識的なところです。当然これからの政策に繋がる対話ですので、政治的なっていうのは極端な話。実際発言が出たら止められるものではないと思いますので、ある種のマナー的に、ちょっとお願いしている程度でございます。
最近、色んなところで、誹謗中傷、また、誹謗中傷に近いのにそれを「政治的な主張なんだ」とこういう形で揉めているような東京の事案なんかもある中で書いております。ですので、個別の発言を、何かそれを理由にゴリゴリと抑制するものではないと思っています。
Q
県議会での知事の立場とか各党との距離感とか、そういったところの質問に関しては、政治的ではないという判断。
木村知事
全然ないです。
Q
お出かけ知事室についてなんですが、知事が、どちらかというとおしゃべり、対話を重視したいということだったんですけれども、素朴な疑問として、どういう運営というか進め方をイメージしておけばよろしいでしょうか。
木村知事
これも、ちょっと各現場、県が運営するにせよ、振興局、または市にも当然協力を仰ぎますので、私は、究極、こんな言い方ですけれども、もう皆さんご意見のある方どうぞっていうところ。ただ、話題提供みたいなのが必要であれば、私の政策の柱、マニフェストの中のいくつかを少しお話して、こういう課題認識を持っています、または、例えば宇土地域であれば、宇土のこんなものが私は好きだと思いますとか、そういうざっくばらんな話題提供はしますけれども、ともかく私がずっと選挙期間または知事に就任してからも思いますのは、県に、また、私に話を聞いて欲しいっていう人が、県内には無茶苦茶いっぱいいるっていうことがわかっていましたので、それを、丹念に聞かせていただきたい、それが一番です。
Q
細かいところなんですが、申し込みは申込書を郵送、メールまたはFAXで提出とだけあるんですけど、これは記入をして提出をすれば、当該市民の方は全員参加できるという理解でよろしいでしょうか。
木村知事
当日の会場のキャパ等々にもよりますけれども、基本は参加したい人は全員参加してもらいたいと思っています。ただ、ふたを開けてみないとわからないところがあります。
Q
先ほど、雨についてコメントをいただきましたし、阿蘇山の噴火警戒レベルが3に引き上がりそうという状況もありますので、改めて、知事の、災害への備えに対する意識の部分、その考え方についてお答えいただけますか。
木村知事
阿蘇山のことはまだまだこれからのことですので、まだ現在のままでございますけれども、やはり災害というのは、いつ何どき我が身に降りかかってくるかわかりません。
特に、熊本県は、4年前の、令和2年7月豪雨、または、熊本地震から8年になりますけれども、12年前には、阿蘇や熊本市内での白川の大水害がありました。
そうしたことに対して、やはり事前に、まず避難情報をしっかり、私共も提供して参りますけれども、県民の皆さんも、ぜひ情報に積極的にアクセスしてもらって、時々で良いんで、自ら避難場所などを頭の中で思い出していただけると、それだけで、いざという時の対応が全然違ってくると思います。
これから梅雨時期に向かって一緒になってしっかりと身を守っていく行動をとりましょう。
Q
水俣病のマイクオフ問題で、再懇談の日程が、今まさに調整されていると思います。それで、知事も御出席の意向という風に考えておりますし、ただ一方で6月は議会等もあって非常にタイトだと思います。日程等についてですね、知事の方から環境省に要望したり、もしくは環境省と既にすり合わせたり、そういったことはありますか。
木村知事
環境省の審議官が自ら水俣に入られていろいろ調整されていると担当からは聞いております。あと、先週、私が環境大臣に要望した際にも、早く懇談の機会を設けて、いわゆる仕切り直しをですね、懇談のあり方を見直して仕切り直して欲しいと言った時に、大臣からも「早くやりたい」という意向が示されました。
ただ、一方で、大臣からは「国会明けでお願いしている」ということでしたので、国会の日程を見ながら、私は、なるべく他の予定が仮にあっても、それをどかしてでもやりたいと思っていますが、ただ、確かに県議会の、私が知事として答弁に立つような時は、やっぱり県議会は一番大事ですので、県議会の日程は外していただくということは、具体的に私自身が環境省に直接は言っていませんけれども、担当同士はそういう話をしていると思います。そこは水俣病保健課に確認していただきたいと思います。
Q
水俣病の問題です。環境省がタスクフォースを設立していますけれども、その設立目的に関して、当初、環境大臣は、被害者の救済も含めた形で設立目的を話していましたが、後日、「そこは含まない」という見解を示しています。木村知事として、熊本県として、この設立、救済が含まれていない、ということに対する受けとめをお聞かせください。
木村知事
この点については私も報道で知って、「あれ?」と思ったもんですから、ちょうど先週の環境大臣にお会いできた時、当時の大臣の発言を、環境省の1階のぶら下がりの時も答えたので。あの時、私の方から確かに「話を聞くだけの懇談会では良くないですよ」と、「やはり要望書とかが提示されているので、それに対してしっかり応えていかなきゃいけませんよね」と言った時に、大臣は「その通りです」とおっしゃられて。ですから、5月1日、8日と要望を受けているので、そうした課題を前進させるような会にしていきたい、ちゃんと要望に対する回答はしていきたい、ということをおっしゃっておりました。
なので、私はそれを了としました。ですので、そのタスクフォースの設立目的っていう質問とは、ちょっと違うのかもしれませんけれども、ただ、タスクフォースっていうのは今回、5月1日の懇談の、言うならば「失敗」を踏まえて、次どういう風に見直すかという中で、繰り返しですけど、懇談会をやるというのは1つの目的ではありますけれども、聞くだけの懇談会ではなくて、懇談会を通じて、患者、被害者または支援団体の方と意思疎通をして、今の課題を解決に向けて前進させていく場であるという理解ではいいと思いますので、タスクフォースの趣旨をそういう風に言い換えられると、折角これから、また懇談を仕切り直して、あり方を見直して懇談をやっていこうという時に、ちょっと、よろしくない表現を環境省はされたかなと思っています。
Q
その表現についてはちょっと不適切だったかなというところですか。
木村知事
適切か不適切かって、それは不適切ですよね。やはり、だって、聞くだけの懇談会を開くのが目的みたいな風に受け取られるのは、適当でないと思います。
Q
水俣病についてお尋ねなんですけども、同じく被害が発生してる新潟県について、国が新年度予算を策定する際の要望で、公健法を抜本的に見直すように求めています。水俣病の被害を受けたすべての方々が等しく患者と認められると共に、いつでも名乗り出てくることができるようにとの文言も入っているわけですが、県として同様に抜本的な救済策を求めないのはなぜでしょうか。
木村知事
新潟県の要望の詳細、正直まだ私は把握しておりませんけれども、報道等で見る限り、今おっしゃったようなご意見を述べていると、私も認識しています。そうした中で、やっぱり私たちは今まで熊本県は公健法に基づいて認定審査を丁寧にやってきたという認識でいますし、そうした中でこれまで幾度と出てきた最高裁の判決も趣旨をちゃんと尊重してやってきていると思っています。また、特措法についても、そこで対応できない部分についてやるという整理のもとで、特措法も施行され、それを運用してきたところです。新潟の場合と熊本の場合で、争っている裁判の事案とかもちょっと個々に異なるので、まずやはり、今は、係争中の訴訟において、私たちが、今まで制度を運用してきた熊本県として訴えなければいけないことを訴えておりますので、私の中では一番は裁判が係属中の中で、その判断が分かれてる中で、今、新潟県みたいなことを言う、要望する、しかも、できる可能性が極めて無い中で要望するというよりも、やはりしっかり議論を尽くしたい。
裁判の中であれば、そこでしっかり議論を尽くしてから次の段階に行くのだと思っています。
Q
来週にも、交通渋滞の推進本部会議を設置されると思うんですけれども、マニフェストというか選挙戦の中でも、いろいろ交通渋滞に関しては取り組んでいきたい、というお話がありました。
現時点で、例えば何か、信号に関しても言及されていましたけど、現時点で、何かしら対策を取られたとかいうことはございますでしょうか。
木村知事
すいません。それを皆さんと共に共有するのが来週の会議なので、私は、まだ事前のレクも受けていませんし、その時にどういう今の検討状況が出てくるのかを、私はむしろ楽しみにしています。
(幹事社)
6月の補正予算が間もなく発表されると思うんですが、初めての予算ということで、予算編成にあたって重視していることや思いなど、お話いただける範囲でお願いします。
木村知事
実は知事になってびっくりしたのが、就任して予算を作るまでに暇がないということです。
私、知事が変わって、新しい予算を作るという係を今まで何回もやったことがあるんですけれども、知事の側からすると、いろいろ検討する時間が短いんだなあと思っています。
実は今回の予算は、はっきり申し上げると、「みんなでいろいろこれから検討していきましょう」というのをいろいろ仕掛けていく。
やっぱり先ほどの「お出かけ知事室」と同じで、県民との対話でなるべく政策を作っていきたいという思いが、私は強いので、そうしたの(思い)がにじみ出るよう(な予算)になるのかなと思っています。
新しい何か、箱物がバーンと出るとかいうことはないです。
Q
昨日、五木村の要望が行われましたけれども、元々は蒲島前知事が、地元の同意を得て今後ダムを進めて行きたいという風なご発言は、蒲島さん自身がされていました。木村さんも昨日の発言の中では、前知事のものをすべて引き継いでやっていきますということでしたけども、その一方で、村民というか地元の方々からは、新しくなった知事の思いを聞きたいだとかそういう対話の場がないのかという声もあります。木村さんの今のお考えをお願いします。
木村知事
先月4月16日に就任して最初の現場、地方赴任というか、県内の視察訪問先として、18日に、五木村に、一番先に行かせていただき、村長議長、議会の皆さんとお話をさせていただきました。村民の皆さんとも、私はいつでも(お話したいと思っています)。先ほどお出かけ知事室をやるって言っているわけですから、当然、これは五木村にも行くわけなんですが、やはりこれまでのやっぱり長い苦難の歴史の中で、まずは村議会、また村長さんや村議会の皆さんが、県に意見書を持って来たいというお話があったので、昨日に至ったと言う事です。ですので、私は、これまで本当に苦難の歴史、しかもそこの中においては、県が相当な責任を負っている部分の中で、五木村が県とコミュニケーションを図る上で、やりやすいように、ちなみに昨日は、私たちに対する要望だけではなくて、国に対する五木村の要望内容も盛り込まれていて、県に要望した足で、この後は国に行くっていう流れの中で、昨日の場がセットされていますので、今度は逆に、私が五木村に出向く番だと思っておりますので、機会を見て、何回も行きたいと思っています。それはもう、公式に行って対話をやるっていうこともそうですし、または、個人的にも私的にも行ける限り行ってですね、いろいろな方といろいろな意見をこれからも交わしていきたいと思っています。
Q
確認ですけど、そうすると、昨日の村からの要望も受けて、県としては、地元の同意もしっかり得たところで今から進めていくっていうことですか。
木村知事
まず、同意というかですね、同意というのは、今回五木の場合ですと、どうしても振興計画を作るにあたって、いざ洪水になったときに、門を閉めて、ダムを溜めなきゃいけない時に、いわゆる水につかる地域が生じるわけでして、そこの地域振興策っていうのは、今までの「ダムは無し」という前提の地域振興策だと、そこがしっかり盛り込めないわけですから、そこのことを考慮できないわけなので、村の今回の村長の村民集会での表明を受けて、より具体的に地域の振興策を検討していく段階に入ったという風に私は思っています。
Q
旅行助成事業に関する報告書が先日出されまして、県の様々な不手際というところも指摘されました。その中で、事業者への名誉回復措置というのを求める提言なども出されておりますけれども、これに関して、県の中での現在の進捗状況、また、今後の方向性などがあれば教えてください。
木村知事
この問題は、ここ1年近く、大変大きな問題になってしまいましたので、その調査委員会の報告書を受けて、こういう事案が起きた時にちゃんと県庁内で検証できる体制作りと、疑義が生じた場合どういう姿勢を取るべきか、ということと共に、先程おっしゃった、報道されたことに伴う旅行会社の名誉回復の実施っていうのが指摘されておりまして。前2点も含めたところで、この3点にはしっかり向き合っていかなければいけないと思っていますので、今、県庁内での対応を、前回の記者会見の前から、指示をしたところであります。
ですので、今おっしゃられた旅行会社、旅行事業者への名誉回復の実施については、どういうことが事業者の皆さんの納得を得られるかというところで、事業者の方と接触を図っている、というところまで聞いております。ただ、具体的に、どういうことを必要としているかというところまでの報告は(まだ聞いていません)。ある社は全国的な会社で本社がこっちに無いもんですから、本社との協議もするというところまで報告を受けてますので、それを踏まえて今後の対応を考えたいと思っています。現状はそういう段階です。
Q
先ほど話題が出たので、旅行助成金の話をもう一度させてください。旅行代理店に、返還請求を一部されてる中で、今回は不正受給ではないという結果が出たと思うんですけれども、その後、その返還していた分っていうのは、県の中でどのように処理されているのか教えていただけますか。
木村知事
返還したこと自体がおかしいということには報告書ではなっていないと思うんです。それ自体は、これからより詰めていかなければいけないと思ってます。むしろ、あの時に、第三者委員会から受けたのは、あくまでもその報道等によって失われた旅行業者の名誉の回復だということを言われていますので、そこをしっかり詰めていかなければいけないと思っています。
ですので、返還を求めたものが正しいか正しくないか、という議論はまだこれからです。
Q
実際に、返還はもう何社がされている状態ではあるんですね。
木村知事
はい。そうです。何社かというか基本は全てです。全てと言いますか、A社の場合は直接返還され、Bから幾つかの社は、代位弁済という形で、別の会社が中に入って弁済した形です。
Q
ちょっと話が変わるんですけれども、昨日、五木村の皆さんが要望にいらっしゃった会場が、すごく暑かったと思うんですけれども、聞いたら、冷房対応ってのは期間が決まっているということで、春も秋もそうなのかなと思うんですが、この辺なんか柔軟に対応した方がいいんじゃないかなと昨日感じたんですけれども。高齢の方もいらっしゃるので。ここについて、知事の考えを教えてください。
木村知事
私も今、記者会見で、デロデロに汗が出て。なんか情けないですよね。汗を拭くのってあんまりかっこよく映らないじゃないすか。ハンカチ王子じゃないんで。
もう少し何とかして、ちょっと直してくださいっていうことで、実は、昨日、総務部長に検討の指示を出しました。色々な議論があってここに行き着いているのは事実だと思いますけれども、今一度見直して、職員の執務環境として、冷房自体、実は5時以降、5時半かな、止まったりとかして、色々、職員からの意見も、また職員組合からも出ていると聞いていますので、しっかりと今後の運用方針を改善できるところはないか、やはり県民の皆さんにとっても、「県庁に来ると辛い」というお声も、私、副知事時代から聞いたことありますので、ちょっと対応策は考えたいと思っています。
Q
その議論っていうのは、少しだけお聞きするとどういう意見で、バランスが必要なものなんでしょう。私はセンサーとかもあるのかなと思うんですけれども。
木村知事
そうですね。28度を、どこをもって28度と捉えるかって、吹き出し口が28度っていう解釈の人と、我々が体感する28度と、いろんな議論がどうもあるようでして、ともかく、私は、環境に影響をかけない範囲で、なるべく快適な執務環境で生産性を上げた方が(いいし)、または県民の方が親しみやすい、来やすい県庁にしなきゃいけないと思っていますので、そうしたところをもう少しちょっと具体的に、ただセンサーを入れると、また新しいエアコンに変えるとなると、またそこも時間もコストもかかる。ただ、もちろんそう変えたほうが、エアコン自体のコストが安くなる場合もありますから、そういうのは今後ちょっと検討しなきゃいけないと思いますが、まずもってして、県民の皆さんが不快に思わない水準までは改善する必要があるのかと。そういう意味で、クーラーの運用時期とか時期・時間などの見直しも必要だと思っています。
Q
今、全国的に公務員のなり手が減っているということと、退職者も増えているというような話が出ています。
そういった現状についての知事のお考えと、熊本県も普通退職者が増えているというデータも出てるんですけれども、そういったことについて熊本県としてはどのように対応していきたいか、お願いします。
木村知事
非常に公務員のなり手不足というのは深刻だと考えています。
知事になる前、元々は、東京の霞が関にいた時代も、いわゆるキャリア官僚のなり手が今どんどん不足しているところです。ただ、一方で、子供の数自体が減っている中で、新卒者、高校・大学含めて、どんどん減っていますので、あまり過剰な、地域の人材の取り合いをしても、よろしくないと思っています。
まず、私は、公務員の、例えばDXとかを進めて、なるべく効率的に回せるように、仕事が運営できるような体制を作っていくことがベースだと思っていますし、そうした中でそれが働き方改革に繋がることで、公務員の魅力の向上、人のために働きたい・県民のために働きたいという思いを持っている若者がいっぱいいますので、そこはしっかり、県側が、そういう若者・学生を受け入れられる、または、一旦、他の民間企業を辞められて、公務員に挑戦したい人たちへの民間採用の門戸を開くですとか、あと、試験方法も、昔ながらの教養試験とかをなるべく減らして、その人の個性がより引き出されるような試験方法に変えてみたりとか、あと、採用時期をちょっと変えてみたりとかですね、いわゆる新卒だけではない、多様な人材が県庁に入って行けるように、これからもさらに工夫していきたいと思いますし、マニフェストにも書きましたように、例えば、女性で、いわゆる育児をした方のキャリアパスがちゃんと維持されることを、より制度として県庁がしっかりすることによって、他の職場より良いなと思えるようにしていって、ほどほどに、ぐいぐいと集めていきたいと思います。
Q
熊本県職員の普通退職がちょっと増えているというところに関してはどうでしょうか。
木村知事
採用も多かった時期だったりしますので、ここ何年か前ですね。ですから、年度途中で定年前の離職者も増えて、ちょっと、この数字は人事課に最終的な数字をもらっていただきたいと思いますけれども、私の実感として、定年を待たずに辞める人の割合が増えていると、正直思います。
ただ、それはいい意味で、この国の終身雇用というか、大学ないし高校学卒、新卒でないと就職できないという状況じゃなくて、ある程度いろんなキャリアを踏んで、転職するということも、いわゆる雇用の流動性が昔より増してきたので、私は、むしろ増えていくのであれば、逆に言えば、そういう新卒じゃない、学卒じゃない人を積極的に受入れる県庁にしていかなければいけないと思っています。
ただ、一方で、もし県庁の仕事がしんどくてやめるような実態があるのであれば、そこはもう、丁寧に、かつ、深刻に捉えて、ちゃんと課題をクリアしていかなければいけないと思います。そこは、現実を踏まえて、今後の対応をもう少し考えていきたいと思います。
Q
消滅可能性自治体に関してなんですけれども、以前、人口戦略会議が4月に、県内18市町村を消滅の可能性がある自治体に位置付けました。
そこで県内では、県南部や天草に集中して、南北格差が顕著に出た形となっていると思います。それに対しての調査への見解と、知事の考えられてらっしゃる振興策について教えてください。
木村知事
確か前回の記者会見かどこかでも申し上げましたけれども、市町村が消滅可能性自治体という形で衝撃的に述べていますけれども、市町村はそこに住民がいる限り、なくなることはないと思っていますので、これから人口が減少基調にある我が国の中で、なるべく、住民の方が暮らしを維持できるように、行政としてしっかり支えていくための体制がどうあるべきか、ということであろうかと思います。
ですので、これまでの人口が減ってきているベクトルというか、延長線の中に、今、人口が増えている菊陽とか合志とかのあたりの話と、県南部・天草みたいな、元々、人口減少の基調が他よりも厳しいところが、よりコントラストに見えている。
ただ、一方で、今回、人口減少は、消滅可能性自治体が、10年前の調査と違って、9つ減って1つ増えたという整理になって、その(減った)中には、南阿蘇とか五木とかが入っていたりしますので、それぞれの人口が爆発的に増えると思われない中で、人口減少をいかに緩やかにしていくかということで、消滅可能から脱却していこうということが基本政策だと思っています。
人口を思いきり増やすというよりも、人口減少をいかに緩やかにしていくか。そのためには、やはり1つは、結婚・出産・子育てがしやすい環境を作っていくこと。そしてもう1つは、移住者も含めた県外、または、域外からの方を増やしていくこと。そして3つ目は、その地域に住みたい人がなるべく県外・域外に出て行かないようにサポートしていくこと。
その3つを中心に、それぞれ、「こどもまんなか熊本」推進本部とか移住定住推進本部とか、色々な中で積極的に県の政策を打っていきますし、特に、令和2年7月豪雨災害を受けた人吉球磨地域の復興のためにも、人口減少問題に取り組んでいくことが最重要課題と思っております。
Q
何か具体的な施策としては、八代の工業団地だったり、今後予定されている地域未来戦略会議だったり、そういったところで方向性を決めていきたいという考えでしょうか。
木村知事
わかりやすい事例でいくと、やっぱり人吉球磨は、外に出てってしまう割合が、仮に子供がいても、その子たちが、働く場、または、学びの場などで域外に出てしまう率が(高く)、よく言われるのが、高校生だと約9割、域外に出ると言われています。
そういう方を、いかにとどめていくか、または、一旦出てもまた戻ってきてもらうにはどうするか、そうしたことを、地域未来創造会議を中心にしっかりと議論していきますし、私が今回やりたい「お出かけ知事室」の中でも、その議論がかなり中心部分になるんじゃないかと思って、色々な提案が出てくるのを期待しています。
Q
昨日、県内の路線バス事業者が全国交通系ICカードの決済を廃止する方針を発表しました。昨日の時点でも、利用者から「不便」という声が上がっていて、あと、県外からの観光客の利便性も低下するように思いますが、この件についての知事の率直な受けとめと、あと、廃止する理由として、システムの更新費用には公的な補助が見込めないというところを挙げていらっしゃいます。この制度についてどのようにお感じになられますかというところと、あと、県として今後更新費用や決済機器の導入に補助するようなお考えが現時点であるかどうか、聞かせてください。
木村知事
私も、今日の報道で知りました。また、元々こういう話があること自体は聞いておりました。そうした中で、まずもって、「全国交通系ICカードが、これからの時代に、すべてマッチしているのか」という中で、バス会社の皆さんが、しっかり議論を重ねた中で、次の時代(の決済手段)はクレジットタッチが大きく(なっていく)、(現在)日本のクレジットカードの発行枚数3億枚のうち、1億枚ぐらいがタッチ(決済対応)になっていて、交通系ICは2億枚程度で今は頭打ちになっているっていうところで、今後の利便性も考えて、または、インバウンド・海外(観光客)は元々Suicaとかそういうもの(交通系IC)を持っていない人もいっぱいいるわけなので、そうした方にも対応できるように、ということで、何か検討されたと聞いています。
ですので、まず、バス会社5社の協議会が出された結論は重く受けとめたいと思っています。
また、熊本市さんが利用者の方にいろいろ調査した中でも、一定の方向性としてこれが良いとされたということも伺っています。
全国相互利用カードが使えないっていうか、今どきSuica1枚しか持っていない人がどれぐらいいるのかってのはちょっとわかりませんが、利用できなくなる方については、その移行策というか、丁寧に説明をして、不便が生じないようにしていただきたいという希望を私自身は持っています。
あと、財政支援については、確かに国の支援も含めて取りやすいので、今回のクレジットタッチを(選んだ)、今の創造的復興と同じで、単に維持するだけではなくて、より良いものにしていこう、ということでの支援策だと聞いていますし、それに、県は熊本市と一緒に協調して補助することは考えています。
これから、県外の交通(系IC)カードを利用したいという方が、どれぐらいあるかは、それを見極めながら考えていきますけれども、今、私たちとしては、バス会社の皆さんが決められた方向性に乗っかって支援をしていきたいと思います。
Q
教育委員会の話になってくるんですけど、大津高校のサッカー部の問題に関してです。
先日サッカー部員の12人がパチンコ店に出入りをしていて、そして飲酒や喫煙者も複数名いたと。当初、学校は個人の問題として、活動の自粛も、そして指導者の処分もしないという発表でした。ただ、県教委が介入して、3日間の活動自粛ということになりましたが、依然として指導者の処分とかもないと。大津高校サッカー部をめぐっては、いじめ問題で、まだ調査結果が出ていない中での、また相次ぐ不祥事ということもありました。
学校の序盤の対応も含めて、学校の対応について、率直に知事としてはどう思われるのか。県立学校として、この3日間の活動停止というようなところの対応っていうところで適切な対応なのかどうかというところを、率直にお伺いしたいです。
木村知事
大津高校サッカー部というのは、熊本はおろか日本を代表するサッカー部でありますし、大津高校は、全国的に活躍する、県外からも含めて、選手が集まる名門校ですので、やはりしっかりとした対応を求めたいと思っています。
白石教育長が、かなり厳しい認識のもとに対応していますので、ただ、関わった生徒さんも含めて数も多いと、私も報道で聞いておりますので、ある程度、事実関係の確認とかで時間がかかっているのだろうと思っております。
然るべき時に、然るべき形で、対応を示さないと、熊本のサッカーのブランド、大事なブランドがありますので、ぜひ、学校、また、教育委員会を含めた覚悟のほどをしっかり示していただきたいと思います。
Q
現段階でこの3日間の活動を停止して、もう現在復活をしている状況で、もうちょっと踏み込んだ措置が、今後、事実関係がもう少し明らかになってくれば必要だという認識でしょうか。
木村知事
これはかなり昔からいろんなとこで論争がある話、すなわち、その当該問題を犯した者と、何もやってない子も含めて全部駄目だというのは、昔はそれでよかったのかもしれませんけど、それに対する異論もあろうかと思います。ですので、そこは事実関係をしっかり押さえた上で、その当座3日っていうのは、全体の話ですので、そこはもう少し教育委員会でしっかり吟味されて欲しいと思います。それが甘いとかいう風には私は思いません。
Q
もちろん関係のない、頑張っている生徒たちを、全て機会をなくすというのは多分間違ってるのかな、と私も個人的にも思うんですけど。ただ、これだけ部活内で問題が起こっていることに対する、今回に関しても、指導者に関しては、何らこう、何もないというようなところに関しては、いかがでしょうか。
木村知事
まずもってして、前のいじめの対応があった中での初動の校長先生をはじめとした対応については、確かに疑問はややあります。ただ、そこは、ともかく事実関係の確認を含めて、今しっかり教育委員会でやっていると思いますので、今日こういうご質問をいただきましたんで、私も、しっかり経過を聞きながら、しっかりと対応していただくことを求めていきたいと思います。
Q
コチョウランの件でお尋ねなんですけど、知事が知事公舎に引っ越されて1週間経ったと思うんですけれど、今の回収状況について、どの程度回収できたか教えてください。
木村知事
あとお二方のご都合を探っています。
Q
何鉢くらいでしょうか。
木村知事
鉢でいくと6鉢です。5個まとめてお願いした人がいたので、その方がどうやって持ってくるか、取りに行くか、持ってきてもらうか、その方もお仕事されている方なので。そういう状況です。
(幹事社)
知事選のときの、推薦を受けた自民党の方で、いわゆる2連ポスターというところが告示前から掲示されておりまして、選挙期間中もいくつかの地域でそのまま掲示されている状況が確認されました。
これに対して選管の方にいろいろと有権者の方から要望、いろいろ意見だったり、要望があっていて、それに伴って撤去命令ですとかそういったことが県連にあったというお話を伺っているんですけれども、こちらのポスターについて選挙期間中、木村知事が把握されていたのかというところと、もし把握しているのであれば、何か対応とか、そういったのをされていたかというところを確認したいです。
木村知事
まず、ポスターについては告示前にそういうポスターが張られるということについて私も認識していましたし、別に何ら違法性のあるものではないと思っています。
選挙期間中にも張ってあるというのは、当然私も認識しています。
そしてまた私の選挙事務所とか、政治団体のメールアドレスに、数件そういう、ご意見があったという、それは多分事務所が的確に、自民党県連に伝えて、(撤去を)求めたというふうに聞いております。
また、自民党の方からは、しっかりと通知を出して、撤去を求めたということも聞いております。
(幹事社)
いろいろと県連の方でも対応されていたということなんですけれども、とはいえ選挙期間中どうしてもその選挙ポスター以外のもので、木村知事が載っているポスターというのが貼ってあったということについてはどう受けとめていますか。
木村知事
少なくともこれは党がやられたことですので、党の政治活動の一環ですので、私は何枚貼られているとか、そういうのも何も知りませんのでここはもう、党が適切に対応されるものと思っております。
Q
今日熊日の方で報じた2連ポスターの件なんですけども、今回の市町村の選挙管理委員会が出した撤去命令が250ヶ所にのぼりました。選管は有権者から指摘された分しか対応していないので、実際の違反ポスターの掲示数は上振れする可能性っていうのも、指摘しています。
これについて自民党の対応は適切だったのかどうか、木村さんとしてのお考えをお聞かせください。
木村知事
私が聞いている限りの話で、まず基本はこのポスターをどれぐらい、どこに貼ったか、どうだろうっていうのは、すいませんけど自民党にお聞きください。
私としても、やはり告示後に、撤去する、ないしは何か別のものを上に貼って、見えないようにしてくださいという、通知を全県的に出したというところは聞いていますので、党としてしっかり、県連として対応されるんだろうと思っていた中で、数が大分多かったのか、または、なんかこう、貼ったけどそれが剥がれたというのもあったということを聞いております。
ともかく党としてしっかりやっていただきたいし、今あるものは、実はもう違法じゃないんですけれども、そこら辺しっかり対応して欲しいということは思っております。
Q
実際の期間中貼られたままのポスターを、結局、自民党の対応としては、公正なものだったのかどうか、考えはどうでしょうか。
木村知事
選挙管理委員会を執行機関に持つ知事としての立場として言えることと、実際に候補者だった政治家としての私の立場とがありますので、あんまり軽軽には申し上げるべきではないと思いますが、私は自民党がされたことで、ともかくそれが、自民党の対応が、十分だったか不十分だったかっていうのは、まずどこまで自民党が対応したかってこと自体も全部把握しておりませんので、まず党にお聞きいただきたいと思います。
ちょっと個人的な感想を述べると、それが知事として、また選管をつかさどるものとしての発言があると、ちょっとそこは、選管の対応も変わりますので、また独立機関である選管、正確には執行機関ですけど、選管のこともありますんでちょっとここは控えさせてください。
Q
あと1点、政党の政治ポスターには、演説会の日程も記載されてました。
その日程が複数にわたっていたんですけども、その日程をすべて木村さんとして把握していたのか、実際演説会に出席する予定があったのかどうか、演説会は実際に開催されるものだったのかどうか、その辺りどのように考えていますか。
木村知事
それもすいません。ちょっと私も事務所の方で判断(しており)、私候補者として、その1つ1つをすべて把握してる状況ではありません。
Q
2連ポスターの件にまた戻って恐縮なんですけども、今回、木村さんが立候補する際に、東京出身ということで、熊本に地盤がない中で、自民党の組織力に頼った選挙戦だったかなと思います。
その中で、2連ポスターがずっと掲示されていることに対して、強く選挙の公平性を保つために、これは駄目なんじゃないかと、木村さん本人から県連に言うことっていうのはできなかったでしょうか。
木村知事
繰り返しですけれども、党が2連ポスターを告示前に張った行為は、何ら違法性は無いわけですよね。すごく、そういう印象報道されますけど、おそらく告示後の対応について、十分であったかと言われれば、それ私はこういう結果になった以上は十分でないと思います。
それはやはり、党に剥がしてくださいねと申したこともあります。それで、しかも彼らは彼らなりに対応しています。ただ、すいませんが貼った主体は党なので、そこは忸怩たる思いはありますけれども、繰り返しですけれども、ポスターを当初張った行為は、私はおかしいと思っていません。
Q
昨日ですね、複数の県議・元県議に対して、賭けゴルフの疑いがあるとして、提出されていた告発状を県警が受理しました。これについては、こういう訴えがあるということに対する知事の受けとめというところをお聞かせください。
木村知事
まず、そういうのは、もう報道もあったのかな、私が、今日朝の新聞とか見ている限りはちょっと報道自体も知らないもんですから、これはもう警察において適切に処理されるものだと思っています。ちょっとすいません、事案を承知しておりません。