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近年、室外で遊ぶ子どもを見かける機会が少なくなっており、また、学校の統廃合によりスクールバス等の導入が多くなるなど、子どもの運動量の減少が危惧されております。
天草市の調査(平成19-23年度)では、肥満度20%以上の割合は小学3年生から増加傾向にあり、約1割を占めております。特に、小学5年生の男子と、中学2年生の女子では国・県より高い状況です。
また、身体活動の低下や運動量の減少から、バランスが悪くしゃがめない等の子どもが2割いるというデータもあり、子どもの運動器の問題が注目されています。
それぞれのライフステージにおいて、健康づくりのための運動を行うことは大切ですが、特に子どもの時期は、基本となる生活習慣を身に付ける時期であり、この時期に、運動(遊び)の習慣を身に付けることが、生涯を通じての健康づくりのためにも大変重要です。
天草地域には、子ども達が元気に遊ぶことのできる遊び場(公園等)や、自然環境等が豊富にありますが、その情報を、実際に子育てを行っている世代の視点から収集して、本冊子を作成しました。