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各市町村の地方創生に向けた取組み
地方創生・創造的復興の実現に向けて
熊本地震により多くの市町村が被災していますが、これまでの地方創生の流れを止めることなく、熊本県全体の創造的復興につなげていくため、県内の市町村をはじめ、民間事業者、地域のまちづくり団体等の連携による創意工夫のもと、地域の特性を生かした様々な取組みが県内各地で始まっています。
これから随時、地方創生のヒントが詰まった各市町村の取組みを御紹介します。ぜひ、ご覧ください。
取組みのご紹介<第3弾>
H29.1.21公開
阿蘇市 人口:27,278人(H28.10月末現在)
“人”にスポットをあてた地域振興と観光振興の新たな取組みである阿蘇市ブランド「然」の推進により、人口流出抑制と交流人口の拡大を図ることで、将来的な人と仕事の好循環の創出を目指します。
- 合資会社 阿蘇・六月の風 宇野 忍 氏
- パン工房 豆の木 代表 泊 伸一郎 氏
首都圏での誘致活動
サイクリング・ツーリズムの構築
長洲町 人口:16,319人(H28.10月末現在)
産学官連携による有明海の干潟保全を図るとともに、企業参入による効率的な生産体制を構築し、漁業者(あさり・海苔養殖業者等)の所得向上や、次世代を担う人材育成により栽培漁業の確立を目指します。
また、新たな切り口での「金魚を活かしたまちづくり」を展開し、まちの魅力を活かしたしごとを創出します。
- 福岡大学 工学部 教授 渡辺 亮一 氏
- 「金魚のまちあそび」 代表 村田 明彦 氏
干潟改善を目指し、福岡大学と連携
新たに整備された海苔乾燥施設
小国町 人口:7,436人(H28.10月末現在)
小国産の農林産物の中でも特色の強い「小国杉」や「ジャージー牛乳」を町の有力なブランドとして位置づけ、新たな展開によるブランド力の向上と販売促進を加速化するとともに、小規模農業については、循環型農業を推進し、農家所得の向上を目指します。
- デザイン事務所”Design Room” 伊澤 良樹 氏
- 企画制作会社”Water&Sky" 代表取締役 原田 泉 氏
福岡のアウトドアショップ「snowpeak」に小国町ブースを設置
伊澤良樹氏デザインによる小国町ロゴ
湯前町 人口:4,096人(H28.10月末現在)
65歳以上の高齢者を町の貴重な”人材”として様々な分野での地域活動等に参画してもらうため、高齢者と町内事業者のマッチングや高齢者版人材バンク制度を構築。また、地域活動などに参画する上で健康面に不安が生じないよう、健康プログラム実施など、高齢者が活力を持って社会参画が出来る町として情報発信し、都市圏からの移住定住を促進します。
- 社会福祉法人湯前町社会福祉協議会 事務局長 武藤 勇二 氏
- 熊本大学 教育学部 保健体育教授 中川 保敬 氏
高齢者版インターンシップ制度講習会
清掃講習会
水上村 人口:2,310人(H28.10月末現在)
今まで第1次産業の生産、加工、販売がそれぞれに行われてきましたが、今後は(株)みずかみを中心とした水上村産業推進機構が生産技術支援や、市場調査によるニーズにあった新商品の開発等によるブランド化を図り、販路の拡大等による消費の拡大をめざし、村内での仕事を創ります。
(株)みずかみ 山の幸館館長 椎葉 信博 氏
産業推進機構設立(H28.6.28)
水上産ブランド化の推進