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八代地域の竹製品

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0008373 更新日:2020年8月1日更新

竹のしなやかさを紙密さが生み出す

歴史探訪 日奈久温泉の歴史とともに作り続ける竹細工

日奈久温泉の歴史とともに作り続ける。− 竹細工

 海鼠壁[なまこかべ]の街並みが風情を寄せる日奈久温泉街。温泉センターを中心とした温泉天国ともいえるここ日奈久が誇る工芸に竹細工がある。日奈久温泉の竹細工は明治に始まる。近くに良質の竹が群生していた。日奈久温泉街と同様に賑わっていた大分・別府温泉から師を招いて勉強し、日奈久小学校には地場産業の振興のために、竹細工の工業補習科が設けられた。戦後の昭和30年頃には、温泉の盛況と共に竹細工も盛んになった。竹の選別、伐採から始まり、竹細工が多くの工程を経て生まれるまでには大変な手間がかかる。
乾燥され、編み加工され、装飾がほどこされ、それは全て人の手によるものであることを考えると感慨深い。その伝統技術は今に受け継がれ、通気性に優れた竹の強靭さ、しなやかさ、清涼感など素材の魅力を生かした竹細工が生まれている。「箸がとっても使い易い」と遠方からわざわざ買い求めに来る人もいる。

八代日奈久温泉街
日奈久温泉街

熊本の画像

製造工程【竹篭たけかご】

原材料:真竹、孟宗竹

竹割

竹を4つに割る。

小割り

さらに竹を小割りする。

削る

一本一本の竹を山形に削る。

編む

しょうけ・篭[かご]の形に編む。

仕上げ

縁を曲げる。

竹作業

弁当箱の画像
弁当箱

種類が豊富な日奈久の竹細工製品

 八代地域では、現在日奈久などで製作されています。笊[ざる]や篭[かご]だけでなく、弁当箱や食器、箸から帽子や大根おろし器など、様々な種類が伝統的技法を用いて作られています。実用的な使い方だけでなく、インテリアとしてもおすすめです。

工芸品 工房 住所 連絡先・ホームページ 見学 体験 取扱店
竹細工 桑原竹細工店 八代市日奈久中町315
(不定休)
Tel.0965-38-0336

桑原竹細工店、熊本県伝統工芸館、
熊本県物産館、熊本文化の森
潮谷広吉商店 八代市日奈久東町247(無休) Tel.0965-38-0567

潮谷広吉商店、熊本県物産館、
芦北町物産館「肥後うらら」

※体験、見学は各工房により参加人数や料金などが異なりますので、必ずお問い合わせください。

竹製品

帽子の画像帽子

箸の画像

大根おろし器の画像大根おろし器

ランプシェードの画像ランプシェード


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