【No.9】佐敷川水系災害復旧助成事業説明会を開催しました
二級河川佐敷川水系佐敷川・宮の浦川・田川川では、令和2年7月豪雨により、住家1,024戸、事業所350戸が浸水する甚大な被害が発生しました。
この災害を受け、芦北地域振興局では、発災直後から調査等への取り組みを進め、今年3月に、佐敷川本川及び支川の宮の浦川・田川川の一部を含む延長約8.7kmについて、「佐敷川水系河川災害復旧助成事業(改良復旧事業)」の採択を受けました。
通常の災害復旧事業は、原形復旧(もとの形に復旧)が基本となりますが、創造的復興ともいえる改良復旧を実施することで、令和2年7月豪雨と同規模の洪水に対して、浸水被害の解消に取り組むものです。
今年3月の事業採択後、事業実施に向け、地質調査や測量・設計を進めてきましたが、この度、工事計画が定まったことから、地域の方々を対象に、下記の日程で事業説明会を実施し、事業に対する理解と工事への協力を依頼しました。
7日間で、延べ116名の方に出席いただき
・事業効果の早期発現
・河川の適切な維持管理
・河川改修にあわせた内水対策の実施
など、様々なご意見・ご要望を頂きました。
これまでも、河川内に堆積した土砂の緊急的な撤去や、壊れた護岸の応急対策などを進めてきましたが、年明けには、本格的な復旧工事着手を予定しています。
今回の説明会でいただいたご意見やご要望をふまえ、芦北地域振興局としては、引き続き、芦北町と連携を図り、一日も早い復旧・復興の実現に向け、全力で取り組んでまいります。