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鞠智城国営公園化について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0008254 更新日:2020年8月1日更新

国営公園化について

鞠智城跡

現在、鞠智城は国営公園としての必要条件は、既に満たしています。整備の段階で、欠けているものはありません。あとは、地元の盛り上がりと知名度のアップが必要です。

国営公園について

都市公園法に定められた要件を満たす公園で、条文によって、イ号とロ号の二種類があります。

イ号公園

国が設置します。一つの都府県の区域を超えるような広域の見地から設置されます。「国営明石海峡公園」や「国営アルプスあづみの公園」など、11箇所があります。

ロ号公園

国家的な記念事業として、又は、我が国固有の優れた文化的資産の保存及び活用を図るため、閣議の決定を経て国が設置します。「国営沖縄記念公園」や「国営吉野ヶ里歴史公園」など、5箇所があります。鞠智城跡は、ロ号公園を目指します。

整備事業

『熊本県総合計画』に位置付けられ、平成6年度の用地購入から始まり、平成11年度の「くまもと未来国体」に向けて、八角形鼓楼など3棟の復元建物が建設されました。
平成12年度からは、林野庁補助事業で武器庫が復元され、14年度までに温故創生館や長者山に休憩所が設置されました。
平成14年度に開館した温故創生館の入館者数と、それ以前の兵舎仮展示場入館者及び来園のみの方を加えますと、優に100万近くの方々が訪れました。

鞠智城を国営公園に

鞠智城跡は、平成16年2月27日に国指定史跡になり、国内の古代山城では、最も調査と整備が進んでいますが、内容をさらに充実させるためには、閣議の決定を経て、国が設置する国営公園を目指すことが、最善策と考えます。これまでの発掘調査で発見された72棟の建物跡の復元は3棟にとどまりました。武器庫や木造施設は、林野庁補助事業の賜物です。
このままですと、今後は、文化庁補助事業の限られた整備が精一杯です。
全国に誇れる鞠智城跡を、より活用するためには、鞠智城跡の国営公園化が是非とも必要です。
城門や政庁的な建物群の復元を目指しましょう。

国営公園の波及効果

有明海に注ぐ全長71kmの菊池川は、玉名市~和水町~山鹿市~菊池市を通り、阿蘇山の外輪山の深葉に源を発します。このルートは、『日本書記』の景行天皇の巡幸順路と重なり、流域には、古代から中世に育まれた数多くの歴史遺産があります。
鞠智城の国営公園化が実現しますと、平成23年の「九州新幹線の全線開通」効果が最大限に生かされます。新玉名駅から約50分で鞠智城跡へ行くことができます。
鞠智城跡を拠点にして、周辺の歴史遺産を取り込む修学旅行のコースが設定されて、熊本県の観光に大いに寄与するものと思われます。和水町と山鹿市では、「肥後古代の森」地区の見学者増加にも繋がります。全国で始めて整備された「ドーム型の覆屋」を持つ国指定史跡の永安寺西古墳は、より注目を浴びるでしょう。
菊池市でも、菊池氏一族関係の遺跡が、一層世間に周知されるでしょう。

鞠智城は海を渡る広域的な文化圏の中に

鞠智城跡を核とする韓国との国際的な交流も、さらに活発化します。
中国にルーツがある八角形鼓楼は、韓国の二聖山城からも見つかっています。
菊池市は韓国全羅北道金堤市と、和水町は同国忠清南道公州市と友好姉妹都市を結んでいます。1971年に武寧王の古墳から出土した遺物は、和水町の江田船山古墳のそれに酷似して有名です。この様に、鞠智城跡は、海を渡る広域的な古代文化圏の中にあります。
城跡の持つ歴史の重みは、ここからも感じられます。

国営公園の実現化に向けて

県民一丸となった取り組みが必要です。
関係当局も
整備の段階で欠けているものは無いが、地元の盛り上がりと、知名度のアップが必要」と指摘しています。
国営公園の実現に向って、頑張りましょう。


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