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鹿本地域では、消費者ニーズに合った茶生産を行うため、茶の新植や改植を推進しています。当課ではこれまで、有望品種の情報提供や、試飲等による新品種への理解促進を図ってきました。
しかし、近年は高齢化等により茶の新植・改植が進んでいないため、3茶工場の生産部会員全戸を対象に、茶園の「樹齢」、「品種」、「面積」などの栽培状況と、新植・改植の意向についてのアンケート調査を実施しました。
その結果、「若手や後継者がいる農家を中心に、これまでも計画的な改植がなされ、茶の樹齢・品種のバランスが良好な茶工場」と「若手や後継者がいるにも関わらず、老齢茶園が多く、品種が一極化している茶工場」など、茶工場ごとの特徴を把握することができました。
当課ではこの調査結果をもとに、改植が進んでいない茶工場に焦点を絞り、気象条件や早晩性、将来にわたっての消費動向等を考慮した有望品種の提案を若手農家を中心に行うなど、茶工場と連携して茶の産地力向上に向けた取組を支援していきます