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平成3年に鹿央町(現在山鹿市)で栽培が始まったハウスきんかんは、平成8年から「夢小町」のブランドで販売され、JA鹿本の特産品として確固たる地位を確立しています。
JA鹿本ハウスきんかん部会は9戸の農家で構成されており、すべてたばことの複合経営作物として、2.2haで栽培しています。ハウスきんかん「夢小町」は、1月から3月に出荷する完熟栽培で、果実は大玉で果皮色は赤みが強く、糖度が18~20と高いのが特徴で、そのまま生食で食べられます。本年産は、夏に異常気象もありましたが、着色も良好で糖度の高い果実が生産されており、1月15日から3月まで25tの出荷が予定されています。
普及・振興課では、JA技術員・部会役員と一緒に、単価が高い大玉果実の生産に向けて一番花の結実対策としての加温開始時期、ジベレリン活用の実証や摘果法の講習会などに取り組んできました。
今後も関係機関と連携して、大玉果実を早期に出荷できるよう栽培支援を行っていきます。