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12月上旬、鹿本アスパラ部会支部反省会および事業報告会を開催し、生産者と本年度の出荷実績および気象状況等について総括を行いました。
本年度は8月中旬の長雨で極端に気温が下がったこと、9月以降は逆に晴天が続き気温が高かったことなどから、普段とは異なるタイミングでの病害虫の発生や株の水不足の発生など、例年以上に丁寧な管理が必要でした。
そこで、農業普及・振興課とJA鹿本では地区毎に現地検討会を開催し、適期作業や高温に備えた管理(少量多かん水、風通しの良い整枝など)の周知・徹底を行いました。結果的に令和3年度産実績は、出荷数量約250t(前年比105%)、販売金額約2億5千万円(前年比99%)となり、比較的良好な成績を収めました。
また、本年度の反省を踏まえ、当課とJA鹿本では令和4年度産に向けた生産方針を確認し、(1)事業を活用した遮光資材(遮光率50%)の導入による収量・品質向上対策、(2)栽培カレンダーの改訂を計画しました。次年度に向け、ほ場品評会や定期的に開催する検討会の場で現地の状況を整理しながら、更なる安定生産および品質向上に向けて関係機関と共に取り組んでいきます。