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鹿本地方青年農業士連絡協議会は、地域農業を牽引する若手農業者で構成され、会員間の情報交換や技術の研鑽を目的に活動を行っている組織です。当協議会では毎年、IPMやネット販売など、タイムリーな話題をテーマにした研修会を開催しており、今回は8月31日、「スマート農業」をテーマに、十分なコロナ感染対策をとった上で研修会が開催されました。
当日はJA熊本経済連の担当者を講師として、水稲・大豆の栽培管理支援システム「xarvio(ザルビオ)フィールドマネージャー※」について講義が行われました。その後、本システムを活用しているほ場に移動し、実際に現地の状況と見比べることでシステムの実用性を実感してもらうことができました。
参加者からは「ロボットによる自動化・省力化ばかりをイメージしていたが、初期の設備投資を必要とせず、AIによって収量・品質の向上に寄与できるシステムが既に市販化されていることに感銘を受けた。」といった声が聞かれるなど、スマート農業への理解が深まった様子でした。
当課では地域の農業を牽引する青年農業士の活動を今後も支援していきます。
※ xarvio(ザルビオ)フィールドマネージャー :人工衛星によるリモートセンシングとAIを組み合わせ、最適な栽培管理を提案するシステム。