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鹿本農業普及・振興課では、毎年7月下旬に、水稲生産者を対象とした中間管理検討会をJA鹿本と共同で開催しています。今年度も管内33か所で、今後の管理のポイントや病害虫の発生状況について指導を行いました。
特に今回は、地域において「ヒノヒカリ」から高温登熟性に優れる「くまさんの輝き」への大規模な品種転換が検討されていることを踏まえ、生産者の理解を得ることを目的として、「くまさんの輝き」の説明とPRを当課から行いました。品種特性や管内における試験データについて説明を行ったところ、生産者の関心は高く、「品質が上がるのであれば、ぜひ栽培してみたい」といった好意的な意見が多く聞かれました。
併せて、山鹿市を含む菊池川流域の米作りの歴史が、H29年度に日本遺産に登録されたことについて再度PRを行い、地域全体で美味しい米づくりを心掛けて頂けるよう、生産者への意識啓発を行いました。
当課では、栽培指導や円滑な品種転換に向けての働きかけ等を通じて生産者の意欲向上を図ることにより、歴史ある産地の維持・発展を推進して参ります。