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鹿本地域の特産花きであるホオズキの出荷が6月28日から始まりました。
例年7月上旬に浅草寺で開催されるホオズキ市が今年も中止となるなど、コロナ感染症の影響によるイベント自粛により、主要出荷先である関東方面では厳しい販売状況が続いている中、JA鹿本ではリモートを使って市場担当者と情報交換し、本年は昨年より多い予約販売が組まれています。
また、栽培農家9戸のうち7戸が栽培歴5年未満の新規栽培者であることから、栽培技術の向上、品質の均一化が課題となっています。これまで農業普及・振興課ではJAと連携し、ホオズキの栽培マニュアルの作成や優良系統の選抜、土壌分析に基づいた肥培管理の改善、新規栽培者への重点指導等に取り組んできました。その結果、本年産は昨年より実付きが良く、品質の良いものが出荷されており、本数も昨年より多い1万本の出荷を見込んでいます。
一方、熟練農家も高齢化による栽培面積の縮小が進んでおり、新たな栽培者の確保による産地規模の維持が求められています。そのため、今後も関係機関と連携し、引き続き新規栽培者の栽培技術の向上を図りながら、新たな栽培者確保の取組を進め、産地維持、経営の安定を図っていきます。